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#8 未来人と宇宙人 バカリズム脚本
3月2日(日)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第9回「玉菊燈籠(たまぎくどうろう)恋の地獄」が、3月2日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯10.4%、個人5.9%だったことが分かった。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
第9回では、市中の地本問屋たちが吉原と手を切ると言い出し、蔦重(横浜さん)は細見などを作っても、市中で売り広められなくなることを危惧する。
そんな中、鳥山検校(市原隼人さん)が、瀬川(小芝風花さん)を身請けしたいという話を耳にする。その時、初めて瀬川を思う自分の気持ちに気付いた蔦重は、ある行動に出る。
瀬川が、鳥山検校からの身請け話を「断りたい」と言い出した背景には蔦重の存在があることを勘づく松葉屋(正名僕蔵さん)と女将のいね(水野美紀さん)。松葉屋はある日、いねは抜きにして瀬川と3人で話がしたい、と蔦重を呼び出すが……。
何も知らずにやってきた蔦重、障子の向こうでは瀬川が客をとっていて、聞こえてくるのは男のうめき声。気が付いて顔をしかめる蔦重に、松葉屋は「気持ちが入っちまうと、聞こえ方が違うか?」と意味ありげに問いかけ、障子をそっと開ける。
思わず目を背ける蔦重に「どれだけ飾りたてたってこれが瀬川のつとめよ。年に2日の休みをのぞいて、ほぼ毎日これさ。この先、どう考えてっか知らねえけど、お前さんはこれを瀬川に、年季明けまでずっとやらせるのかい? 客をとればとるほど命はすり減ってくもんだ。年季明けの前に逝っちまうなんてこともザラさ」と現実を突きつけ、「重三。今、お前にできんのはな、何もしねえってことだけだ」と、吉原の現実を語って説得した。
その後、新之助(井之脇海さん)とうつせみ(小野花梨さん)が足抜けを試みるも失敗。やがて瀬川も、蔦重とのことは“思い出”として、検校からの身請け話を受け入れることになった。
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