吉柳咲良:日曜劇場に初出演 「ごめんね青春!」が“青春の1ページ”に 「御上先生」で生徒・椎葉春乃役

TBS系日曜劇場「御上先生」の隣徳学院3年2組出席番号15番・椎葉春乃を演じる吉柳咲良さん (C)TBS
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TBS系日曜劇場「御上先生」の隣徳学院3年2組出席番号15番・椎葉春乃を演じる吉柳咲良さん (C)TBS

 俳優の松坂桃李さんが主演を務める日曜劇場「御上先生」(TBS系、日曜午後9時)で、御上(松坂さん)が担任を務める隣徳学院3年2組の椎葉春乃(しいば・はるの)を演じている吉柳咲良さん。日曜劇場に初出演の吉柳さんの同枠での思い出となった作品や撮影の雰囲気、今後の見どころなどを聞いた。

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 ◇思い出の日曜劇場は? 満島ひかりが「とてもカッコ良くて」 

 ドラマは、日本の教育を変えようという思いを持つ文科省官僚の御上孝(松坂さん)が、自ら私立高校の教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく、オリジナルの“大逆転教育再生ストーリー”。松坂さんの主演映画「新聞記者」以来のタッグとなる詩森ろばさんが脚本を担当。「アンチヒーロー」(2024年)、「VIVANT」(2023年)など話題になった日曜劇場を担当してきた飯田和孝さんがプロデューサーを務めている。

 吉柳さんは「日曜劇場」に初出演。同枠の思い出は? 「『ごめんね青春!』(2014年)が本当に好きでよく見ていて、最近も見返したりしていました。あの作品も学園ものだし、満島ひかりさんがとてもカッコ良くて大好きで。思い出がいっぱいある、私の中で“青春の1ページ”といっても過言ではない作品です」と語る。

 「日曜劇場」に初出演が決まって「日曜劇場というだけで気持ちが引き締まりました。今、この段階を踏むのかと思うと緊張感みたいのものがすごいあったし、学園ものに出られるというのは純粋にうれしかった。ここで学べることが、きっとたくさんあるんだろうなってすごくわくわくしました」と目を輝かせる。

 ◇「机と一体化している」椎葉の制服の着こなしは?

 吉柳さん演じる椎葉は、責任感が強く、人にも自分にも厳しい。もともとは明るく気の強い性格だったが、わけあってふさぎ込みがちに。クラスでは千木良遥(髙石あかりさん)と仲良しという設定だ。教室では「ただひたすら一人で耐えて塞ぎ込んでいて。『あっ、うん』しかしゃべってないです」という。

 教室のシーンの撮影では「(高石)あかりちゃんが、せりふが無くても、なんでこんなに伝わるんだっていう凄(すさ)まじい表情をするんですよ。他の人のお芝居を見て、全員がちゃんと感動するし、ちゃんと“食らう”(打ちのめされる)んです。自分が映ってなくてもモニターを見に行って、他の人がどんな表情で芝居をしているのか確認するんですね。それで悔しいと思ってる人もいるし、みんなが役者として学び、自分の糧にしたり。お互いをリスペクトし合ってるからこそそういうことができる。楽しくやっているときもあれば学びもある、そんな切り替えができていて、すてきな現場だなと思います」と明かす。

 「隣徳学院」のブレザーの制服の着こなしは?

 「生徒一人一人に少しずつこだわりがあって、キャラクターに合うように着ているイメージなんですけど、椎葉はめちゃくちゃノーマルな着方をしています。第1ボタンまでちゃんと締めてはいるんだけど、ちょっとネクタイを緩めていたり。私自身が学生のとき、教室ではブレザーを脱いでいる子が多い印象だったんですけど、椎葉は基本的にずっとブレザーを着た状態で、とにかくずっと机に(座っていて)、机と一体化しています」

 ◇椎葉に焦点が当たる回の見どころは?

 「御上先生」で椎葉のキャラクターが描かれる回(第7話)の見どころを聞いた。

 「結構、展開が動く回というか、御上先生自身もいろんなことが動いて、それと一体化している教室の雰囲気とは裏腹に、椎葉は何か疎外感を一人感じるような瞬間もあります。教室の空気が一体化している中で、椎葉は一人何も打ち明けられない。一人で戦い続けている。それを御上先生がどう救ってくれるのか、みんなとそれを共有できる環境を作ってくれるのかというところが見どころかなと。御上先生自身にも大きな変化がある回かなと思います」

 椎葉はなぜふさぎ込みがちになってしまったのか。椎葉が描かれる回で吉柳さんがどんな表情を見せるのか。御上先生との関わりは? 今後の展開がますます楽しみでならない。

 *高石あかりさんの「高」ははしごだか。

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