さらば青春の光・森田:「まどか26歳」主演・芳根京子は「誰に対しても優しく明るく」 モルックシーン「協会の人たちも喜んでくれました」

ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演する、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さん(C)TBS
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ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演する、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さん(C)TBS

 俳優の芳根京子さん主演の連続ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系、火曜午後10時)。外科病棟に入院しているベテラン患者・橋口健太を演じるのは、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんだ。橋口は、病院への通院、入院歴が長いこともあり、まどか(芳根さん)が働く清桜総合病院のことを知り尽くしているキャラクター。森田さんに、芳根さんの印象や、撮影中のエピソードについて聞いた。

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 --ここまでの撮影を振り返っていかがですか。

 皆さんが朝から晩まで撮影している中で、僕はたまに参加するくらいなので「ちょい役なんだな」と実感しています(笑)。それに、撮影の合間も皆さんが手術の糸の結び方を練習しているのを見て、「これは僕には難しいな」と感じたので、医療チーム側での出演じゃなくてよかったなと思っています。

 --橋口はどんな役でしょう。

 ほぼ僕ですね。だから、素のままでやっています。もう「橋口」という名前じゃなく、「森田」でいいんじゃないかと思うくらいです(笑)。実際に、作中ではモルック(「モルック」と呼ばれる木の棒を投げて、「スキットル」と呼ばれる数字が書かれた木の棒を倒して点を取っていくゲーム)もやらせてもらって。日本モルック協会の人たちも喜んでくれましたし、見てくれています。

 --他にも反響は届いていますか。

 「なんでこいつが出てんねん」とか、「こいつは一体何の病気なんだ」という声をネットで目にしますね(笑)。芸人仲間からは、「芳根さんと共演しているなんてうらやましい」と言われます。

 --本作のプレミアムイベントで、橋口役はノーメイクで挑んでいると言われていましたが、今もノーメイクですか。

 いまだにノーメイクです(笑)。今日もメイク室には通されたのですが、ドライヤーを1分くらい当ててもらっただけで終わりましたね。あとは自分でヒゲを剃るくらいで、準備は計3分で完了します。

 --第4話には相方の東ブクロさんが出演していました。

 YouTube「さらば森田の五反田ガレージ」のドッキリ企画が絡んでいたので、僕はブクロが出演することを全く知りませんでした。リハーサルは代役の方が入っていて、本番でブクロに入れ替わっていたんです。ですが、僕は本番が始まってもブクロに気づかなくて、カットがかかってからようやく気づきました。全く想定していなかったので、ドッキリとしてはリアクションがだいぶ弱かったと思うので、芸人として反省です。

 --怪しい素振りはなかったですか。

 全くなかったですね。正直、自分のことで精いっぱいでしたし、自分のYouTubeのスタッフが密着で来ているだけだと思っていたので。ブクロは僕にドッキリを仕掛けた後、そのままゲスト出演することになっていたので、多分緊張していたんでしょうね。監督の話をとても真剣に聞いていました(笑)。

 それに、芳根さんや泌尿器科医で診察部長・角田茂司役の奥田瑛二さんもいるシーンだったので、しょうもないドッキリの仕掛け人にさせてしまったのが申し訳なかったなと思っています。

 --ここまでの撮影で印象に残っているシーンを教えてください。

 第1話でまどかが点滴のルートをうまく通した時に、2人が正解ボタンを押していたところは台本にはなかったんです。現場で監督から「これ、押しちゃいましょう!」と提案されて押しました。

 第3話で皆さんとモルックをやる場面では、奥田さんが投げたモルックがスキットルに当たって喜ぶシーンのはずなのに、奥田さんが当てられずに悔しがってしまうという。それくらいハマってもらえたようでうれしかったです。

 --芸人としての経験が生きたなと思う出来事はありますか。

 第6話で橋口が榎本とら先生(菅野莉央さん)が菅野尊先生(鈴木伸之さん)の元カノだったことをまどかに話すシーンがありましたが、そのとき芳根さんがお茶を吹き出す場面があったんです。僕はお茶をかけられる側だったのですが、うまく吹き出せない芳根さんに「こうしたほうがいいですよ」とアドバイスしました(笑)。

 --芳根さんは現場ではどんな方ですか。

 共演者みんなが好きになってしまうのではないかと思うくらい天真爛漫(らんまん)。誰に対しても優しく明るく接してくれます。僕の撮影初日には、芳根さんが「森田さんってモルックうまいんですよね」と話を振ってくれて、とても話しやすかったです。その人柄がこの「まどか26歳、研修医やってます!」の雰囲気を作っているような気がします。僕も僕みたいな役を演じていますが、芳根さんも「まどかそのもの」なのかもしれないと思うくらい、一生懸命さを感じています。

 --本作のポスタービジュアルに、「逃げないことだけ、決めてみた」というフレーズが入っていますが、森田さんご自身が逃げない選択をした出来事はありますか。

 あさ9時から夕方5時で働く仕事をしたくなくて、芸人という職業に就いたので。芸人という仕事からは逃げないようにしていますね。

 --今後、役者としての野望は。

 これ(自分の顔を指さし)しかできないですけどね(笑)。それでもオファーしていただけるのであれば、ぜひ出演したいです。

 --第7話の見どころはどこでしょうか。

 情報通でゴシップ好きなのは橋口だけではないのが分かると思います。そして、全話を通して橋口が一番活躍している話かもしれません。

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