この「まどか26歳、研修医やってます! インタビュー」ページは「まどか26歳、研修医やってます!」のインタビュー記事を掲載しています。
医師1年目のイマドキ研修医が人生と向き合う濃厚な2年間を描く火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系、火曜午後10時)。主演を務めるのは、俳優の芳根京子さん。金曜ドラマ「表参道高校合唱部!」以来、約10年ぶりのTBSドラマ主演となる芳根さんは「自分のやってきた道は間違ってなかったよ、と言ってもらえた気がしてすごくうれしい。あのときの感謝の気持ちを忘れず、しっかり作品と向き合っていきたい」と話す。芳根さんに今作への意気込みを聞いた。
◇「なんとかなるっしょ!」が口癖のまどか
ドラマは、水谷緑さんのマンガ「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA)が原作。“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公の研修医が、働き方改革で変わりゆく医療現場で「研修医はお客様」と皮肉を言われ戸惑いながらも、ベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描く。
芳根さん演じる若月まどかは、昔から勉強ができたため、周囲におだてられ医学部に入学。研修医の第一歩を踏み出したものの、働き方改革が進む医療現場のまさかの逆境に戸惑いを隠せない。「なんとかなるっしょ!」が口癖ののんきなまどかは、同期の研修医たちと日々過ごす中で、仲間が将来のビジョンや考えをしっかり持っていることに驚きを隠せずあたふたしてしまうが、数々の試練と立ち向かいながら、成長していく。
芳根さんは、まどかについて「ひたむきに、健気にお仕事に向き合って頑張ってはいるんですけど、思うことは色々あって。陰で親しい人には毒を吐いたり、趣味も大切にしたりしながらひたむきに頑張る女性で、すごくチャーミングに感じています」と語る。
撮影では、「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子をイメージすることも。「まるちゃん的なのんきさもあり、でもちょっと毒を吐いて、むすっとしているときもある。でもそれがチャーミングに見えるといいよね、と(スタッフと)話をしています」と明かした。
◇オーデションで選ばれた「表参道高校合唱部!」が自信に
「表参道高校合唱部!」以来、約10年ぶりのTBSドラマ主演となり、「素直にとてもうれしい」と喜びを語った芳根さん。実は、オーディションで選ばれた「表参道高校合唱部!」は、自身の意識が変わった作品だった。
「10年前はまだ自分がこの仕事を続けられるかもわからなかったし、自分がやりたいと思ったとしても、やれる仕事ではないこともわかっていました。その中でオーディションで選んでもらったことで自信になって。仕事を続けることで、選んでくださった人への恩返しになるなら、もっともっと頑張りたいと思えた作品です」
それから数々の作品に出演してきた。「今回お声がけいただいてTBSに戻ってきたというのは、自分のやってきた道は間違ってなかったよ、と言ってもらえた気がしてすごくうれしい」と喜ぶ。
当時と変わらず人見知りな部分があると自己分析する芳根さん。一方で、共演者とのコミュニケーションの取り方がわかってきたとも話す。先輩たちと食事に行く機会も増えたといい、2022年に2クールで放送された「真犯人フラグ」(日本テレビ系)で共演した西島秀俊さんからはある言葉をもらった。
「西島さんから『本当に頑張り屋さんだから頑張りすぎずね』というお言葉を何度もいただいて。今でも『元気か?』と連絡をくださるんです。それがすごくうれしくて。なかなかお会いすることができない中でも、気にかけてくださっていることが、本当にうれしくて。それだけで頑張れるというか、救われます」
ドラマは1月14日からスタート。芳根さんは、「4月から新しい道に進むとドキドキしている方もいる時期だと思います。みんな最初は不安で、初心者。だから一個ずつ学んでいけば大丈夫だよ!とお伝えしたいです。見ていてちょっとほっとできるような作品になってもらえればうれしく思います」とアピールした。