デーモン閣下:がん罹患で「自分の番が来たか」 大動脈にも疾患が 破裂したら「即死です」 「徹子の部屋」で

3月7日放送の「徹子の部屋」に出演したデーモン閣下=テレビ朝日提供
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3月7日放送の「徹子の部屋」に出演したデーモン閣下=テレビ朝日提供

 ミュージシャンのデーモン閣下が、3月7日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年の2つの大病などについて語った。

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 昨年春、少し細かい健康診断を受けたところ、本来診るところではない場所に怪しいものが見つかった。がんだった。「今の日本人は2人に1人は(がんに)なるので、あ、自分の番が来たかっていうくらいしか思わなかった」。早期発見だったので、幸いにも非常に軽いものだった。

 がんの治療をすることになり、そのための検査をしている最中に今度は大動脈の疾患が見つかった。放っておくと血管の壁が薄くなり、いつ破裂するか分からない、というものだった。「破裂したらどうなんですか?」「即死です」と医者に言われた。

 がんの治療は少し遅くなってもそれほど進行しないが、大動脈はいつ破裂するか分からないから、なるべく早くやった方がいい。ほぼ同じ時期に見つかったので、順番を決めるのが大変だった。結局がんの治療を先にした。その判断が正しかったかどうかは誰も分からないだろうが、「わが輩はその順番でよかったと思っている」。

 大動脈の手術に際して、神経がけっこう通っているところを切るので、何万人か何十万かに1例か2例、声を失う場合があると医者に説明された。「どうします?」と聞かれたが、「どうしますと言われても、やらないと死んじゃうんだったら、声を失ってもやるしかない。幸い今、しゃべれます」。どちらも発見が早く、体力を事前に消耗することもなく処置をしたので、2カ月くらいで舞台に復帰できた。

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