箭内夢菜:「9ボーダー」川口春奈の「プロ意識の高さを改めて感じた」 後輩役は“ぶりっ子キャラ”を意識

連続ドラマ「9ボーダー」に出演する箭内夢菜さん(C)TBS
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連続ドラマ「9ボーダー」に出演する箭内夢菜さん(C)TBS

 俳優の川口春奈さんが主演を務める連続ドラマ「9ボーダー」(金曜午後10時)の第4話が、5月10日に放送される。七苗(川口さん)の後輩で、仕事のオン・オフをきっちり切り替える性格の西尾双葉を演じているのは、箭内夢菜さん。川口さんの印象や役作り、撮影中のエピソードを箭内さんに聞いた。

ウナギノボリ

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 --役作りをするときに大切にしていることを教えてください。

 初めて台本を読んだときの第一印象を、忘れないように心がけています。文脈としてのセリフのニュアンスを確認しながら「こういう口調で話してそうだな……」と。初めに感じた印象をもとに自分の性格と照らし合わせたり、比べたりしながら、共通点を探す作業をしています。

 西尾双葉はキャピキャピしたイマドキの女の子、ぶりっ子キャラといいますか(笑い)。そういう部分を意識しながら演じています。

 --箭内さんから見た川口春奈さんの新しい一面が垣間見られたエピソードがあれば教えてください。

 私だけが知っているわけではないと思うのですが……花粉と黄砂に弱いということですかね(笑い)。撮影中もすごくつらそうでしたが、カメラの前だとそんな様子を全く出さず、プロ意識の高さを改めて感じました。

 --双葉役を演じるにあたって難しかったところはありますか?

 イマドキ女子の双葉はキャピキャピしていて、劇中では川口さん演じる七苗にイラッとされている印象の役だと思います。けれども彼女自身、内面では秘めたる情熱もあって、頑張り屋さんの部分もちゃんと持っている子なんです。

 撮影現場ではふくだももこ監督とも限られたセリフでどう表現するのが伝わりやすいか、毎回相談をしています。セリフの言い方やちょっとした表情のニュアンスで、だいぶ印象が変わってしまう役柄でもあるので、そこをどのように表現していくか、双葉はその点がとても難しかったです。

 --“ハイセンス”が散りばめられている本作ですが、箭内さんのテンションが上がるポイントを教えてください。

 私自身はファッションやネイルがすごく好きで、休みの日はお洋服を買いに行ったり、メイクの研究をしています。ラメとかキラキラしたものが好きなので、お洋服でもメイクでもキラキラしているものにテンションが上がります!

 ふわっとした女の子らしい双葉の衣装ですが、実はアクセサリーをたくさん身に着けているんです。私もアクセサリーが好きなので、そんな共通点を楽しみながら演じています。

 --劇中で“ホワイトハラスメント”というワードが出てきますが、ご自身が考える対応策は何かありますか?

 その人自身の気持ちを優先しながら、コミュニケーションをたくさん取った方が、もっと平和になるんじゃないかなと感じています。私自身はすごく人見知りで、自分から話しかけることが本当に苦手なのですが、実はそういう人ってたくさんいると思うんです。

 その壁を乗り越えて、「ちょっと挨拶してみる」とか「近くに寄って、何か気付いたことを言ってみる」とか、小さなことから徐々に距離を縮めていけば、みんなのコミュニケーションも活発になりますし……。つい諦めてしまう小さなコミュニケーションでも、まずは始めてみることが大切なのではないかなと思っています。

 --双葉ならではのメッセージをお願いします。

 作品の中では双葉にイラッとしちゃう部分も出てきてしまうと思うのですが、仕事は熱心に頑張る子だし、しっかりと言葉で伝えてあげれば、ちゃんと分かってくれる子なんです。もし、同じような子がみなさんの職場にいたら、少し接し方を変えてみるとか、もっと密にコミュニケーションを取ってみたり、サポートをお願いできるとうれしいなと思います。

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