海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
神木隆之介さん主演で、4月3日にスタートする2023年度前期の連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか※土曜は1週間の振り返り)。同作で、ヒロインの西村寿恵子(すえこ)を演じる浜辺さんが、2015年度前期の「まれ」以来、8年ぶりとなる朝ドラへの思い、夫婦役となる神木さんに対する信頼を語ってくれた。
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「らんまん」は、高知県出身の植物学者で、「日本の植物学の父」と言われる牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ドラマでは、時代が幕末から明治、そして激動の大正・昭和へと移りゆく中、愛する植物のために一途(いちず)に情熱的に突き進んだ主人公の槙野万太郎(神木さん)と妻・寿恵子の波瀾(はらん)万丈な生涯が描かれる。
浜辺さんが演じる寿恵子は、東京の下町で母のまつ(牧瀬里穂さん)と菓子屋を営んでいたが、万太郎と運命的な出会いを果たし、後に結婚。植物研究に金をつぎ込む万太郎のために、苦しい家計をやりくりし、家族を救っていく。
朝ドラでヒロイン役を担う知らせを聞いたときは「いろいろな感情がぐちゃっとなって、その日の夜は眠れませんでした」と語る。
寿恵子の芯の強さに心ひかれているという浜辺さんは、「少し現代的な性格をしていると思います」と話す。「自分の選んだ道を楽しんで歩いて行く姿がかっこいい女性だなと思います。激動の時代背景という中でも、自分の道は自分で選ぶというのはすごく共感できます」と明かす。
朝ドラは、一人の人間の生涯を演じきることができるのも醍醐味(だいごみ)で、「20代前半までのキャラクターを演じることが多いので、それ以上の年齢を演じられるのは朝ドラ以外ではあまりできない体験だと思います。カツラや着物も年齢を重ねて変化していくので、楽しみにしています」と話した。
浜辺さん自身、8年ぶりの朝ドラ出演となるが、「当時(8年前)は撮影の記憶がまったくないくらい、自分のことだけで精いっぱいでした」と振り返る。現在は「視野を広く持つ余裕ができたり、自分のペースで撮影に臨めるようになりました」と確かな成長を口にした。
コンビを組む神木さんとは、映画「屍人荘の殺人」(2019年)で共演している。「らんまん」でも「役作りで具体的な話をすることはあまりしないです」とあうんの呼吸で“演技合戦”を繰り広げているという。
神木さんは、主演として大切にしていることに「遊び心」を挙げていたが、浜辺さんの目に神木さんの座長ぶりはどのように映っているのか。
オンとオフを的確に切り替える姿に、「半年以上の撮影期間があるので、ちょうどいい“ゆるさ”で現場のムードメーカーとして、雰囲気も明るくしてくださっています」と尊敬の念を抱き、「それが『らんまん』らしいというか、それでも本番では完璧に決めるので、神木さんの器の大きさを感じます」と語った。
いよいよ2週間後にドラマのスタートを迎えるが「朝ドラの何が愛されている理由なのかを考えたときに、朝から爽やかで活気をくれるものだと思いました。すがすがしさが『らんまん』にはあるなと感じますし、毎朝見ると、心が軽くなるようなエッセンスをくれると思います。ぜひ最後まで見ていただけたら」とアピールした。
※クレジット(敬称略)
スタイリスト:瀬川結美子/ヘアメーク:寺田裕子(資生堂)/衣装:フラマー(アネンサール)、MANA(CONCORDIA)
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