12月18日に最終回を迎える小栗旬さん主演の2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。ここに至るまでの道のりでは、数多くの死が、過酷な運命とともに悲劇的に描かれてきた。討ち死にから暗殺、粛清の犠牲者まで、“非業の死”を遂げた男たち。ここでは新納慎也さん演じる阿野全成の“最期”を振り返ってみたいと思う。
ウナギノボリ
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全成の最期が描かれたのは、8月7日放送の第30回「全成の確率」。同回では、源頼家(金子大地さん)に対して呪詛を行った疑いにより、詮議を受ける全成。比企能員(佐藤二朗さん)はその背後に北条家の暗躍があると確信し、対決姿勢をさらに強める。そのころ北条家では、夫・全成が巻き込まれて激怒した実衣(宮澤エマさん)が、父・時政(坂東彌十郎さん)を追及。名乗り出ようとする時政だが、りく(宮沢りえさん)に止められる。
義時(小栗さん)は北条家を守るために一案を講じ、畠山重忠(中川大志さん)らの助力を得て、頼家の元へ全成の助命を願う申し状を届ける。結果、全成は流罪となり、首をはねられることなく、八田知家(市原隼人さん)が治める常陸国へと送られる。
しかし、頼家を排除したい能員の口車に乗ってしまい、再び呪詛の道具を手にしてしまう全成。八田の家人により事が発覚すると、能員は「これはもはや謀反」と頼家に訴え、頼家も今度は全成を死罪と処すことを決める。
全成は死の直前、ひたすら呪文を唱え、“その力”によって、激しい雨と雷を起こすが、知家の手により命を落とす……。自分から流れる赤い血を見て、「実衣~」と妻の名前を叫んだ全成。SNSでは「あああああ…」「つらすぎる」「新納さんの迫真の演技にこの演出…やばい」「奥さんの名前呼ぶの…切ない…」「心が痛い」といった声が次々と上がった。
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