内野聖陽:横浜の寺の息子 青春で「一番苦しかったこと」とは? 文学座同期で“戦友”の寺島しのぶとはいつもけんか!? 「徹子の部屋」で

4月24日放送の「徹子の部屋」に出演した内野聖陽さん=テレビ朝日提供
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4月24日放送の「徹子の部屋」に出演した内野聖陽さん=テレビ朝日提供

 俳優の内野聖陽さんが、4月24日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。生い立ちや、文学座同期の寺島しのぶさんへの信頼感などを語った。

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 入学した早稲田大で英語演劇のサークルに入った。俳優に全く興味はなかったが、「自分の中に鬱々(うつうつ)した青春時代の何かがありまして、外に出すためにたまたま英語劇とか、劇を演じることで救われたと言いますか」と明かす。

 横浜市の寺に生まれた。「僕はお坊さんになるべく生まれ、育てられた。そこが僕の青春の一番苦しかったことなのです。人生が宿命的に決まっていったことから抜け出せないので、そのことで青春期は暗澹(あんたん)たる世界の中で生きている」と語る。

 中高は仏教の学校に通ったが、徐々に自我が目覚め、自分がやりたいことを探している時が苦しかったという。たまたま出会ったのが英語でやる演劇だった。サークルの先輩が「文学座、あした入所試験だから受けてこいよ」と言って願書をくれた。「僕、文学座知らないですけどって。(文学座創立メンバーで俳優の)杉村春子さん? え? 知らないです、知らないです、というようなやつだったんですけど、受かっちゃいまして。そこでお芝居の勉強をしながら徐々にプロになっていくという」と文学座に入った経緯を明かした。

 俳優の寺島しのぶさんとは文学座32期の同期だ。共演することも多いが、「まさかあの頃、しのぶと共演するなんて思いもしなかった」といい、「結構ストレートな性格なんで、あいつは。ガンガン言ってくるので、いつもけんかしているみたいに思われているんですけど、けんかというよりは一方的に言われているみたいな感じなんです。怒られたり」「演技を半端なくやるやつなんで、だからこそ信頼できるというか。戦友的な感じではあります。信頼感みたいなものはありますね」と表現した。

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