平山浩行:「思い出すと泣けてくる」 20数年前の新人時代に2時間遅刻 佐藤浩市、菅原文太、大山のぶ代ら大物俳優が叱咤激励 「徹子の部屋」で

4月22日放送の「徹子の部屋」に出演した平山浩行さん=テレビ朝日提供
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4月22日放送の「徹子の部屋」に出演した平山浩行さん=テレビ朝日提供

 47歳の俳優、平山浩行さんが4月22日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。23歳のときに、新人なのに寝坊して撮影現場に2時間遅刻、大物共演者たちから受けた叱咤激励の思い出などを語った。

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 初めて受けたオーディションに受かり、ドラマのレギュラー出演の機会を得た平山さん。佐藤浩市さんや菅原文太さん、大山のぶ代さんらが出演する作品で、「昨日までテレビで見ていた方がいきなり目の前で。しかも僕、芝居したことがないので大変でした」と語る。

 その日は目が覚めて時間を見た瞬間に「あ、終わった」と思ったという。かけてあった目覚まし時計は止まっていた。プロデューサーから着信が20件ほど入っており、すぐに折り返し、「今、急いでもしょうがないし、何かあっても困るから、タクシーで来い」と指示を受け、収録場所に駆け込んだ。

 主演の佐藤さんのところに走って行き、謝ると「何やってんだ」と一喝された。菅原さんはセットの脇の暗いところで折りたたみ椅子に座っていた。「すみません。寝坊しました」と謝ると、5秒ほどずっとこちらの顔を見て、「みんな待ってるから」と言ってくれた。

 さらに大山さんのところに行くと、「何やってんの、あなた。新人は一番最初に来て、スタジオで待ってないといけないのよ。そんなあなたが何、寝坊してるの」と注意され、最後に、「大変なのは分かるけど、頑張りなさいよ」と声をかけてくれた。平山さんは「いやー、本当にあの時は、もうなんかね、この話を思い出すと本当に泣けてくるんです」としみじみ語る。

 その日の撮影は、「僕がいないと撮れない、しかも長いせりふだったんですよ、その日に限って。生きた心地がしなかったです」といい、「デビューの時、そういう方々と一緒に作品を共にできたことは今でも宝です。いい思い出とは言えないですけれども、悲しい思い出になってしまうんですけれども、それで身が引き締まる思いをした。頑張らないとなあと、これだけ応援してくださっているのにと反省しました」と振り返った。

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