おむすび:「アベノマスク」がトレンド入り 市役所職員・若林が着用で視聴者反応「懐かしい」「さすが市の職員w」

連続テレビ小説「おむすび」第113回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「おむすび」第113回の一場面(C)NHK

 橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第113回が3月12日に放送された。同回では、神戸市役所職員の若林(新納慎也さん)が久しぶりに登場し、着用していたマスクに視聴者の注目が集まった。

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 第113回では、コロナ感染が拡大する中、結(橋本さん)が勤める大阪新淀川記念病院には次々と患者が搬送され、医療従事者たちにも疲労の色が見え始める。また、政府が緊急事態宣言を発令したことで、飲食店などは営業自粛に追い込まれた。

 一方、聖人(北村有起哉さん)が営む理髪店「ヘアサロンヨネダ」は営業を認められていたが、このまま営業していていいのか、聖人は若林に相談を持ちかける。店まで出向いた若林は、聖人に「理髪店や美容室は社会生活を維持するために必要な業種っちゅうことで営業を続けてええそうです。せやけど、感染予防はしっかりお願いしますよ」と説明した。

 聖人が「ここまで徹底せなあかんのですかね?」と尋ねると、若林は「感染症は恐ろしいんです」と予防の大切さを訴えかけ、阪神淡路大震災の後に仮設住宅でインフルエンザが大流行したことを振り返った。そして「僕らはいろんなことを乗り越えてきたやないですか。今回かて、みんなで力を合わせれば必ず乗り越えられます。一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。

 この場面で、聖人が大きめの不織布マスクをしていたのに対し、若林が着用していたのは小さめのガーゼマスクだった。当時、不織布マスク不足の解消を目的として、安倍政権は2020年4月から全世帯に2枚ずつ布製のマスクを支給。安倍首相の経済政策「アベノミクス」になぞらえて「アベノマスク」と呼ばれるようになった。

 当時を思い出す視聴者が続出し、X(旧ツイッター)では「アベノマスク」が一時トレンド入り。SNSでは「若林さん、まさかのアベノマスク! さすが市の職員w」「マスク小さいけどもしかしてアベノマスク?」「若林さんの職種と生真面目さを表現するのにぴったりだわアベノマスク着用」「初期は布マスクも使ってたな。アベノマスクもはや懐かしい」といった声が上がっていた。

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