探偵!ナイトスクープ:着ぐるみ趣味の33歳男性、親に借金&仕事辞めた 「両親公認」目指しイベントで奮闘

3月28日放送の「探偵!ナイトスクープ」から=ABCテレビ提供
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3月28日放送の「探偵!ナイトスクープ」から=ABCテレビ提供

 視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分)。3月28日は、石田靖探偵が「着ぐるみ趣味をカミングアウト」を調査した。真栄田賢局長代理、増田紗織秘書も出席、俳優の大東駿介さんが初めて顧問として出演した。

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 依頼は、福岡県の男性(33)から。男性の趣味は「着ぐるみ」。動物の着ぐるみを着て、自分じゃない姿になることで、本当の心の中の自分が出せるのが好きなのだ。着ぐるみのアルバイトをしたり、コスプレイベントに自前の着ぐるみを着て参加したりと、かけた費用は100万円になるほど、のめりこんでいる。

 ただ、昨年、還暦を迎えた両親は「生前整理や終活の準備もぼちぼちしないとね」と口にするようになった。ところが、男性は33歳にもなって父親に50万円を借金。しかも、わけあって最近、仕事を辞めた。終活を考えている親に借金し、無職なのに、このまま着ぐるみを続けてもいいのだろうか。そう思うと、着ぐるみや仕事を辞めたことを秘密にしているのが、とてつもなく後ろめたくなってきた。

 ただ、男性は1人でカミングアウトしても、悪い結果で伝わる未来しか見えず、なかなか言い出せない。そこで、男性の命である「着ぐるみ」を両親公認で続けられるように、カミングアウトのお手伝いをしてもらえないだろうか、というもの。

 まずは両親に着ぐるみの良さを認めてもらうため「新探偵」という設定で、一番お気に入りのネコ探偵「ごまだれ」の着ぐるみを着て実家へと向かう。だが、この時点で両親はすでに着ぐるみの中が息子と気づいた。続いて、依頼者はトラの着ぐるみを着て、駅前のショッピングセンターでイベント開催の告知に奮闘する。息子の懸命な仕事ぶりを、遠くから見守る両親。優しさに包まれた感動の一作だ。

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 2本目は「着ぐるみ男のカミングアウト」。アウトドアが趣味で開放的な大東顧問だが「(着ぐるみで)隠れているから自分を出せる、というのは少し分かりますよね」と依頼者に寄り添ったコメントだった。

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