タモリステーション:「闇バイト強盗殺人事件」実行役リーダーが語る 「死ぬほど後悔している」も「闇バイト強盗はなくならない」

1月25日放送の「タモリステーション」テーマは「闇バイト強盗」=テレビ朝日提供
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1月25日放送の「タモリステーション」テーマは「闇バイト強盗」=テレビ朝日提供

 タモリさんが司会を務め、スポーツから災害、CMソング、コンビニエンスストアなど多彩なテーマを深掘りするテレビ朝日の特番「タモリステーション」の最新作が、1月25日午後8時54分~同10時24分に放送される。今回のテーマは、急増する「闇バイト強盗」。2023年1月に東京都狛江市で起きた「闇バイト強盗殺人事件」の実行犯・永田陸人被告に接見取材も行い、相次ぐ凶悪事件の実態に迫る。

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 ギャンブルで作った借金の返済のため、闇バイトに応募したという永田被告。2022年12月に広島市で起きた強盗致傷事件で、家主の息子に後遺症が出るほどの暴行を加えた実行犯でもある。広島の事件では、指示役から「殺しちゃいけませんよ」と言われていたにもかかわらず、被害者の抵抗にあい「ポケットに入っていたモンキーレンチをフルスイングした」と話す。

 狛江市の事件では、実行役のリーダーとして90歳の女性を殺害した。永田被告は取材に対し、犯行について「死ぬほど後悔している」と語る一方で、「闇バイト強盗はなくならない」とも断言する。

 番組では、SNSを入り口に闇バイトに勧誘するリクルーターや、首謀者についても探り、多様化、複雑化する組織構造について分析。また、万が一にも自宅に侵入された際はどのように対処すれば良いのか、闇バイト強盗への最新の対策についても紹介する。

 収録を終えたタモリさんは「闇バイト事件がこんなにも複雑な構造になっていたとは驚きました。SNSで実行役を集めて強盗させるというシステムは10年前には考えられないこ
とでしたから、心底、恐ろしい世の中になったと感じます」とコメント。「どんな役でも、闇バイトに加担した時点でれっきとした犯罪。闇バイトに加担したら人生は台無しになってしまう。若い世代には声を大にしてその事実を伝えたいですね」と警鐘を鳴らした。

 スタジオゲストで、俳優の木村佳乃さん、オレオレ詐欺など犯罪グループの内実をリアルに描く直木賞作家の黒川博行さん、元埼玉県警捜査1課刑事で防犯アドバイザーの佐々木成三さん、闇バイト事件の取材を続けるテレビ朝日警視庁キャップの金井誠一郎さんが出演する。

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