虎に翼:28年ぶりの“法律もの”朝ドラ 法廷シーン「何回も出てくる」 「ドラマチックでカタルシスがある」展開に

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の会見に出席した(左から)石田ゆり子さん、伊藤沙莉さん、岡部たかしさん
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」の会見に出席した(左から)石田ゆり子さん、伊藤沙莉さん、岡部たかしさん

  俳優の伊藤沙莉さんがヒロインを務める2024年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」の会見が3月21日にNHK放送センター(東京都渋谷区)で行われ、制作統括の尾崎裕和さんが出席。本作は、1996年度前期の「ひまわり」以来、28年ぶりの“法律もの”の朝ドラとなる。尾崎さんは劇中に登場する法廷シーンについて、「ドラマチックでカタルシスがある」とアピールした。

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 尾崎さんは、朝ドラで法律を題材にした理由について、「最初から法律を題材にしたドラマを、というよりは、朝の連続テレビ小説としてどういう題材がいいか、脚本の吉田恵里香さんと探る中で三淵嘉子さんに出会った」といい、「三淵さんの人生やキャラクターが魅力的だと思い、結果として法律を扱うドラマになりました」と経緯を説明。

 続けて、「物語の中で法廷を描くシーンは何回も出てきます」と明かし、「主人公の身に大きく関わるような事件もあるし、主人公が裁判を傍聴することによって変わっていく部分もある」と話した。

 また、ドラマを“リーガルエンターテインメント”と銘打った理由を聞かれると「法廷を舞台にしたシーンはしっかり描かれるし、とてもドラマチックな解決に導かれてカタルシスがある」と語った。

 会見には、伊藤さん、石田ゆり子さん、岡部たかしさんも出席した。

 「虎に翼」は、NHK連続テレビ小説の第110作。日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)がモデルで、ヒロインの寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描くリーガルエンターテインメント。

 ドラマは4月1日からNHK総合、月~土曜午前8時ほかで放送される。

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