海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
女優の吉高由里子さんが主演を務める連続ドラマ「星降る夜に」(テレビ朝日系、火曜午後9時)の最終第9話が3月14日に放送された。佐々木深夜(ディーン・フジオカさん)が亡き妻の遺品整理に立ち会う場面が描かれ、視聴者の間で「涙が止まらなかった」と話題になった。
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ドラマは、吉高さんが紫式部役で主演する2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の脚本を担当する大石静さんのオリジナル作品。感情を忘れて孤独に生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高さん)と、生まれつき耳の聞こえない25歳の遺品整理士・柊一星(北村匠海さん)の10歳差の恋を描く。
第8話のラストで、自らの命を絶とうと海へ向かう伴宗⼀郎(ムロツヨシさん)を、一星が強く抱きしめる場面が描かれた。最終話では、海から銭湯へ向かった一星、深夜、佐藤春(千葉雄大さん)、伴が、お風呂で冷えた体を温める展開に。一星たちの温かな心に触れた伴は、穏やかさを取り戻し、深々と頭を下げて娘・静空(戸簾愛さん)と共に帰って行った。
そして、過去にとらわれていた深夜もまた、前に進むことを決意。深夜は北斗千明(水野美紀さん)に、10年前におなかの子供と共に命を落とした妻・彩子(安達祐実)と暮らした家の遺品整理を依頼するのだった。
遺品を整理していた一星は、「遺品ボックス」を手に深夜のもとへ。中には、亡くなる前に彩子がこっそり買っていた結婚記念日のプレゼントが入っていた。それは、彩子が深夜と生まれてくる子どもの3人で履こうと用意していたおそろいのスニーカーだった。深夜はスニーカーの入った袋を大切そうに抱きしめ、「もっと一緒にいたかったのに……」「息子を抱いて3人でこの靴を履いて歩きたかった!」と声を上げて泣くのだった。
これまで決して涙を見せなかった深夜の号泣シーンに、「深夜先生、やっと泣けたね(涙)」「涙の演技でこんなに純粋な心で見入って泣いてしまったのは初めて」「深夜先生、当て馬じゃなかった。もう立派な主人公の一人だよ」「『もっと一緒にいたかった』の言葉が全て」「ディーンさんの泣きの芝居に涙が止まらなかった」「遺品整理のシーンは胸ちぎれそうなくらい切なかったけど、めちゃくちゃ感動した」「ディーン・フジオカの知られざる側面を輝かせた、絶世の当たり役」など絶賛の声が寄せられていた。
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