注目ドラマ紹介:「あなたを奪ったその日から」北川景子が娘を失い復讐を決意する母親に サスペンスフルな親子愛の物語

連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」第1話の一場面=カンテレ提供
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連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」第1話の一場面=カンテレ提供

 俳優の北川景子さんが主演を務める連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)が4月21日に始まる。食品事故で子どもを失った悲しみと憎しみを抱える母親が主人公の、サスペンスフルな親子愛の物語。北川さんが幼い娘を失い、復讐を決意する中越紘海(なかごし・ひろみ)を演じる。

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 10年前に食品事故で子どもを失い、事故を起こした惣菜店の社長の結城旭を恨んでいた紘海は、図らずも旭の子どもを誘拐してしまう。復讐を果たそうとする紘海だったが、その誘拐には大きな誤算があった……というストーリー。紘海の復讐相手となる、事故を起こした惣菜店の社長・旭を大森南朋さんが演じる。「君と世界が終わる日に」などの池田奈津子さんが脚本を手掛け、「リカ シリーズ」などの松木創さんが演出を務める。

 事故の真相を探ろうと旭の周りを嗅ぎまわる週刊誌記者・東砂羽役で仁村紗和さん、旭の長女の結城梨々子役で平祐奈さん、梨々子の家庭教師・玖村毅役で「Snow Man」の阿部亮平さんが出演する。

 第1話では、保育園で調理師として働きながら夫の景吾(高橋光臣さん)、娘の灯(石原朱馬ちゃん)と幸せに暮らしていた皆川紘海が、灯の3歳の誕生日に惣菜店「YUKIデリ」で灯にねだられてピザを購入する。だがその夜、ピザを一口食べた灯は突然苦しみだし、急いで病院に運び込むも亡くなってしまう。

 灯の死因は、エビによるアナフィラキシーショックだった。紘海は、娘のアレルギーに人一倍気をつけており、エビが入っていないことを確認したうえで購入していたが、警察の捜査でピザにアレルギー食材が混入した経緯は不明とされる。

 そして「YUKIデリ」の記者会見が行われ、社長の旭は遺族感情を逆なでするような発言をする。世間の逆風に晒された「YUKIデリ」は倒産に追い込まれ、旭や一緒に店を立ち上げた望月耕輔(筒井道隆さん)は転職を余儀なくされる。紘海は、自責の念と愛する娘を失った悲しみに耐えきれず、景吾と離婚して1人で生きていく道を選ぶ。

 1年後。紘海は、とある料理教室に通っていた。そこには「YUKIデリ」の元社長で、高校1年生の長女・梨々子と次女・萌子(倉田瑛茉ちゃん)を男手一つで育てる旭の姿があった。娘を失った悲しみは復讐心へ形を変え、紘海は旭にも同じ苦しみを味わわせたいと、機会を伺っていたのだった……。

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