高橋一生:「1972 渚の螢火」で連続ドラマW初主演 本土復帰直前の沖縄舞台のクライムサスペンス

「連続ドラマW 1972 渚の螢火」で主演を務める高橋一生さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW 1972 渚の螢火」で主演を務める高橋一生さん=WOWOW提供

 俳優の高橋一生さんが「連続ドラマW 1972 渚の螢火」(WOWOW)で主演を務めることが分かった。高橋さんが演じるのは、本土復帰が間近に迫る1972年の沖縄を舞台に、強奪された100万ドルを追う刑事役で、初の連続ドラマW主演となる。

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 原作は「インビジブル」が第23回大藪春彦賞を受賞、第164回直木三十五賞候補にもなった坂上泉さんのクライムサスペンス「渚の螢火」(双葉文庫)。1972年、本土復帰に際し、円ドル交換が進む沖縄で、ドル札を回収していた現金輸送車が襲われ100万ドルが強奪される。この件が日本政府や米国政府に知られると、重大な外交問題に発展しかねないと懸念した琉球警察は、秘密裏に解決するため、真栄田太一(高橋さん)を班長とする特別捜査班を編成。復帰まで18日しかない中、真栄田たちは事件解決に奔走。強奪事件は地元ギャングの犯行と目されたが、その背後には米国政府の思惑が……というストーリー。

 高橋さんが演じる真栄田は石垣島出身、さらに東京の大学に進学し琉球警察に入署したエリートだ。沖縄の出身でありながら地元の署員からは「ないちゃー(本土の人間)」と揶揄され、真栄田は自分が何者なのかアイデンティティーを問い続けるという役どころ。「とにかく密度が高い撮影でした。毎日時間が溶けていくようだと感じていました。気づいたら、『こんなに撮っていたっけ?』という感じで、とても充実していたと思います」と振り返っている。

 監督は「愛を乞うひと」「閉鎖病棟 -それぞれの朝-」などの平山秀幸さん。高橋さんとは「よい子と遊ぼう」「連続ドラマW ヒトリシズカ」以来、3度目のタッグとなる。全5話で今秋放送開始予定。

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