おむすび:「母ちゃんコロナまみれだろ」花の同級生の心ない言葉に視聴者怒り 「ひどすぎる」「コロナ中に一番許せんかったエピソード」

連続テレビ小説「おむすび」第114回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「おむすび」第114回の一場面(C)NHK

 橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第114回が3月13日に放送された。同回では、新型コロナウイルスの感染予防のため、結(橋本さん)が家族と離れて暮らすことを決意。結の娘・花(宮崎莉里沙ちゃん)が学校で同級生から心ない言葉をかけられるなどつらい展開が描かれ、視聴者の注目が集まった。

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 第114回では、結はコロナの感染爆発で疲労困憊になっている看護師の桑原(妃海風さん)や森下医師(馬場徹さん)と話し、普段なら助かるはずの命を救えない悔しさを分かち合う。

 桑原は義母に基礎疾患があるため、子どもの世話は義母に任せ、自分は帰宅せずホテルで寝泊まりしていると告白。これを聞き、結はかつてがんの手術をした聖人(北村有起哉さん)のことを思い出す。その後、結は翔也(佐野勇斗さん)に電話し「しばらく一人で、こっちで暮らすことにした」と、感染予防のため大阪の家で離れて暮らすことを報告した。

 それから数日後、久しぶりに小学校に登校した花が、元気なく帰宅。事情を聞き出した翔也は、結のもとを訪ねて、玄関のドア越しに会話。翔也は、花が同級生の男子から「おめの母ちゃん、病院で働いてるからコロナまみれだろ。だから、お前もコロナだろうから学校くんな」と言われたことを伝え、結はショックを受けた。

 翔也は「そんなやつのこと気にすんな。ママは病院で困ってる人を助けるために一生懸命頑張ってんだ。だから、ママを誇りに思えって」と花に伝えたことを話し、落ち着いたら電話で話してやってほしいと頼んだ。そして「結、ちゃんと飯食ってるか? お義父さんのチャーハン食ってみ、うめえぞ!」と励まし、去って行った。

 結は、翔也が持って来てくれたチャーハンを一口食べ、笑顔を見せる。しかし、次第に涙があふれ出し、結が泣きながら一人でチャーハンを食べる場面で、第114回は幕を閉じた。

 医療従事者とその家族に対する暴言に、SNSでは「ひどすぎる」「病院で働く人たちに感謝こそすれひどいこと言う小学生許せん」「コロナ中に一番許せんかったエピソードを誠実に描いてくれた」「コロナ禍での医療従事者の方々の過酷な日々が描かれ、今更ながら頭が下がる思い」「このドラマはちゃんと『あったこと』を描いてる」といった声が上がっていた。

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