東京サラダボウル:「面白さ加速」も“次週最終回”で視聴者複雑 “アリキーノ”松田龍平「ずっと話したかった」にはむせび泣き

「ドラマ10『東京サラダボウル』」第8話の場面カット (C)NHK
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「ドラマ10『東京サラダボウル』」第8話の場面カット (C)NHK

 俳優の奈緒さんと松田龍平さんがダブル主演を務めるNHKの連続ドラマ「東京サラダボウル」(総合、火曜午後10時)の第8話「鳩とコインランドリー」が、2月25日に放送された。本編後に次週の第9話(3月4日放送)の副題が「FINAL ep Love and lettuce!」と紹介されると、視聴者から「え? 来週最終回なの? やだやだー」「あと1話でどう収めるんだ!? 」「すごく楽しみだけど、ずっと終わってほしくないような。複雑な気持ち」との声が上がった。

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 ドラマは、「クロサギ」で知られる黒丸さんのマンガ「東京サラダボウルー国際捜査事件簿ー」が原作。約70万人の在日外国人が暮らす東京を舞台に、奈緒さんがミドリ髪の国際捜査の警察官・鴻田麻里に扮(ふん)し、松田さん演じるワケありの中国語通訳人・有木野了とのコンビで、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾い上げていく社会派エンターテインメントだ。

 第8話では、その昔、織田覚(中村蒼さん)は、幼なじみの不良グループとつるみ荒んだ生活を送っていた。少年課の警察官だった豊角(三浦誠己さん)に人生をやり直すことを諭されたのを機に、織田は警察官になる。そして、有木野(松田さん)と運命の出会いを果たした。

 鴻田(奈緒さん)は、阿川(三上博史さん)の誤訳事件をマスコミにリークしたのは織田覚で、その後、自死したことを知り衝撃を受ける。どんどん真相に近づく鴻田を避けていた有木野だったが……。

 終盤、街をさまよう有木野。鴻田は、そんな有木野を見つけてかけよると、心配そうに声をかける。ついに有木野は「俺さ、織田と付き合ってた」と明かし、「俺はあいつを助けることができなかった。あいつは本当にバカで、まっすぐなやつだったからさ。俺が守ってやらなきゃいけなかったんだ」と悔やむ。鴻田は「いんだよアリキーノ、無理して話さなくていい」と諭すが、有木野自身は「ずっと話したかった」といい、鴻田に向かって「あんたにしか話せなくて」と告げる。

 このとき、鴻田の手は有木野の腕をしっかりとつかんでいて……。

 こらえきれず、ついに悲しみがあふれ出した有木野と、それを受け止めようとする鴻田の姿。SNSでは「松田龍平さんの泣きのお芝居にこっちも泣きそうになった」「私の好きな龍平さんの芝居…『あんたにしか話せなくて』最高」「アリキーノの『ずっと話したかった」』にむせび泣いてる 」などと視聴者は反応。さらに「ラストに向かって面白さが加速してる」「はぁ…しんど。役者陣の本気の演技にあてられてしんどい(最高)」「こんなにも一生懸命向き合って考えて感情が揺り動かされた作品初めて」「このドラマ、本当にすごい。見ないと後悔するよ!」といった感想も書き込まれた。

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