相棒 season23:右京さん刺される!? 佐野史郎ゲスト回 まさかの展開の連続に視聴者困惑 ラストに「つらすぎる」「名作」の声も(ネタバレあり)

「相棒 season23」第15話「キャスリング」の一場面=テレビ朝日提供
1 / 3
「相棒 season23」第15話「キャスリング」の一場面=テレビ朝日提供

 人気刑事ドラマ「相棒 season23」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第15話「キャスリング」が2月12日に放送された。まさかの展開の連続に視聴者から驚きの声が相次いだ。

あなたにオススメ

 ◇以下、ネタバレがあります。

 今回は、俳優の佐野史郎さんがゲスト出演。「season5」の第9話「殺人ワインセラー」(2006年12月6日放送)で怪しげなワイン評論家を演じて以来の出演となり、別のキャラクターで約18年ぶりの「相棒」出演となった。

 佐野さんが今回演じたのは、15年前に発生した未解決の母子殺害事件の被害者遺族である奥田。物語は序盤、とある山荘を訪れた右京(水谷豊さん)が、奥田とチェスを指しながら頭脳戦を繰り広げ、事件の真相を探っていった。途中、右京が奥田に刺されて血を流して倒れ、右京の指示で別行動をとっていた薫(寺脇康文さん)も奥田の罠(わな)に掛かって倒れる場面があった。

 この展開に、SNSでは「ええええぇぇええ」「待って、これどこまでがほんと……?」「どういうこと!? 今日の相棒、いつもと違う!」「右京さんバッドエンドルート!?」「相棒-完-」などと驚きの声が続出。

 しかし、これは全て奥田の空想だったことがその後、明らかに。山荘でチェスを指していたのも、奥田の頭の中での出来事だった。そして奥田は犯人ではなかった。妻子が殺害されたショックと責任感から「自分が殺したようなもの。犯人は自分だ」と思い込むようになっていたのだった。

 真犯人は既に捜査1課が捕まえており、奥田は「面通し」のため呼ばれたが、精神が不安定なことから特命係がカウンセリングにあたっていた。右京は「何一つ悪いことなどしていない……にもかかわらず、ある日突然、見ず知らずの誰かの悪意で、すべてを奪われてしまう。これ以上、不条理なことはありません。受け入れがたい現実だったと思います。その上で……その上で言うのですが、今一度、捜査にご協力願えないでしょうか?」と優しく告げた。そして奥田は現実に戻り、妻子を殺害した犯人逮捕に協力した。

 この展開に視聴者からは「ずっと特命係でチェスやってただけの回……!?」「亀山くん死亡ルートも右京さんの想像と思いきや奥田の妄想だった」「今日の話すごいな まさにミステリーって感じだ」「ずっと想像の中で生きてたってこと...…つらすぎる」「失った家族が大切すぎて耐えられなかったんだ……」「水谷豊と佐野史郎のほぼ二人劇、二人じゃなかったらこんな心揺らされなかった気がする」「脚本演出も、佐野史郎さんの演技もすごい」「悲しいけど間違いなく今回の話は名作だと思う」といった声が続々と上がった。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事