寺尾聰:父・宇野重吉との果たされなかった約束 「ルビーの指環」が大ヒットしたとき陰で父は「親ってそういうもんなのかな」 「徹子の部屋」で

2月4日放送の「徹子の部屋」に出演した寺尾聰さん=テレビ朝日提供
1 / 1
2月4日放送の「徹子の部屋」に出演した寺尾聰さん=テレビ朝日提供

 歌手の寺尾聰さんが、2月4日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に21年ぶりに出演。演劇界の重鎮だった父の宇野重吉さんの思い出などを語った。

あなたにオススメ

 寺尾さんは、父のことを「僕の俳優人生の中ではたった一人の先生で神様。でも具体的には何にも教えてくれることはなかった」と語る。亡くなる直前、「元気になったら俺の舞台で一回使ってやるよ」と約束したが、果たされることはなかった。「半ば冗談だったのかもしれないですけど、気にはなってたんだろうな」と思いをはせる。

 1981年にリリースした「ルビーの指環」が大ヒットしたとき、歌番組「ザ・ベストテン」(TBS系)で12週連続1位を獲得した。「今週も1位になっちゃった」と言ったら、父は「ふーん」と気のない返事。「世の中では褒めてくれている」と言っても「ふーん」だけだった。

 亡くなった後、「おい、今週は何位だ」と周りに聞いていたと知った。「面白い。親ってそういうもんなのかな」と父への思いを口にしていた。

テレビ 最新記事