海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、米田歩(仲里依紗さん)の“自称マネジャー”佐々木佑馬を演じる一ノ瀬ワタルさん。佑馬をコミカルに演じている一ノ瀬さんの起用理由や魅力について、制作統括の宇佐川隆史さんに聞いた。
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昨年、「Netflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』」で主人公の若手力士に扮(ふん)し、話題となった一ノ瀬さんは、2020年度前期の「エール」以来、2回目の朝ドラ出演。元格闘家という異色の経歴と、恵まれた体格を生かして悪役を演じることも多いが、「おむすび」では、愛らしい魅力あふれる佑馬を好演している。
一ノ瀬さんの起用理由について、宇佐川さんは「人としての屈託のなさが重要になる佑馬というキャラクターと、素の一ノ瀬さんが持つピュアさが、すごく合致するだろうと思ってオファーしました」と明かす。
「一ノ瀬さんは、『サンクチュアリ』でのならず者のような役や、映画『宮本から君へ』で演じたラガーマンのような憎まれ役のイメージが強いですが、バラエティー番組に出演されている姿を見たら、ピュアという塊がそのままいらっしゃるような雰囲気で、『なんてステキな方だ』と、そのギャップに一発で惚(ほ)れました。これまでの一ノ瀬さんのイメージとは違う役ですが、本来の一ノ瀬さんの姿を見てほしいというくらいの勢いで、この役をお願いしました」
佑馬は歩を慕っている役どころだが、実際に一ノ瀬さんも「仲さんのことを尊敬しているので、とても楽しく演じさせてもらっている」と話していたといい、宇佐川さんは「素の一ノ瀬さんが地続きになっているような自然なお芝居」とその演技をたたえる。
「一ノ瀬さんは憎まれ役を演じる時は、それなりに自分を奮い立たせて撮影に臨んでいるそうなのですが、佑馬役は本当に無理がないというか、『歩さんを慕っている役なので、自然体で演じられて楽しいっすな』とおっしゃっていました。まるで素の一ノ瀬さんのまま演じているような自然体の演技が最高です」
歩と行動を共にする佑馬が、物語にどのように絡んでくるのか。今後の展開はもちろん、「サンクチュアリ」とは違う魅力を放つ一ノ瀬さんの演技からも目が離せない。
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