それでも俺は、妻としたい
最終話「セックス」
3月29日(土)放送分
俳優の橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第4週「うちとお姉ちゃん」が、10月21日から放送される。これまで写真や回想シーンでのみ登場していた結(橋本さん)の姉・歩(仲里依紗さん)が、東京から突然、糸島に帰ってきたことから、物語が大きく動き出す。第3週までの振り返りと、第4週の見どころについて、制作統括の宇佐川隆史さんと演出の小野見知さんに聞いた。
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宇佐川さんは、第3週までの放送を振り返り、「さまざまなご意見をいただいているのは承知しております。ただ、私どもとしては、物語をしっかりと丁寧に伝えてきたつもりです」と力を込める。
「『おむすび』は結の心の旅でもあるので、第3週まで結を見守る形で作ってきました。それは、過去の経験から殻の中に閉じこもっていた結が、ギャル軍団をはじめとした人々との交流を通して、自分自身の力で殻を破っていく姿です。結が抱える過去が簡単なものではないと、何となく皆さんもお気づきだと思うのですが、橋本さんは、結の日々の生活の中で、無意識に封印されている過去をしっかりと理解した上で、非常に繊細なお芝居をしてくださいました」
第4週では、結がこれまで博多ギャル連合(ハギャレン)のメンバーたちと練習してきたパラパラを、地元のイベント「糸島フェスティバル」で披露する場面が登場する。
宇佐川さんは「結が、ハギャレンとともに汗水たらして頑張ってきたパラパラ。最初は嫌いだと言っていたギャル軍団を受け入れた結が、一緒にパラパラを踊り、ついにお祭りで披露する。その先に何があるのかというのがポイントになります」と見どころを語る。そして「ある意味、糸島編前半のクライマックスだと思っています。丹念に紡いできた物語が花開く、見どころのある週に仕上がっています」と自信をのぞかせる。
第4週の演出を担当した小野さんは、「好きなことを思いっきりやるということが、こんなに楽しいんだと、結が身をもって知る週になっています。同時に、姉との過去がひも解かれていく最初の週になりますので、そこの部分をぜひ見ていただけたらなと。加えて、糸島フェスティバルのシーンも見どころです」と紹介する。
「糸島フェスティバルの撮影では、地元のおよそ300人の方々にエキストラとしてご参加いただきました。本当に地域の皆さんのご協力あってこその朝ドラだなと痛感しながらの撮影でした。キャストの皆さんも、参加してくださった糸島の方々の熱気にかなり感動していましたし、その熱気でとてもいいシーンになったなと思っております。そこをぜひ見ていただけたらうれしいです」
今後の展開について、宇佐川さんは「これまでじっくりと結の心情を描いてきました。その中でまいた種が、姉の帰還である第4週を機に、一気に変化していきます。結が自ら積極的に動きはじめるに従い、展開も大きくなっていきます」といい、「ちなみに、今後は結の過去が明かされ、そして阪神淡路大震災、姉が“伝説のギャルになった真相”、さらには栄養士の道も見えてくるなど、世界が次々と広がっていきます」と明かす。
最後に「第1回(9月30日放送)の冒頭で描かれた、結が“ネクタイを緩めるしぐさ”、結の『おいしいもん食べるとちょっとは悲しいこと忘れられるけん』という口癖、米田家の過去と呪いなど……『こういうことだったのか』と、気付くことも多数出てくると思います。ここから見ても十分に楽しめますが、第1週から見ていた方は、より豊かな『おむすび』の世界を感じてもらえると思います。“連続テレビ小説”だからこそできる、半年間をフルに生かした物語をお届けしたいと思っております。ぜひこれからも結の物語を楽しんでいただけましたら幸いです」と呼びかけた。
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