海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の吉岡里帆さんが主演の連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後11時)の最終11話が12月19日、放送された。同話では、航時法違反によって離れ離れになったアートディレクターの常盤廻(吉岡さん)と未来人の井浦翔(永山瑛太さん)の恋の行方が描かれ、視聴者から結末を絶賛するコメントが並んだ。
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劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠さんの脚本によるオリジナルSFドラマ。広告代理店のアートディレクターが、未来人のタイムパトロール隊員と一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まりながら時空を超えた本気の恋をする姿を描いた。
最終話では、航時法違反を未来からやってきた監査員(津田寛治さん)たちに非難された翔は、タイムトラベルをしながら過去人と未来人が一緒に暮らせる可能性を探していたと訴えるが、記憶をなくす装置フォゲッターにかけられてしまう。未来へ送還される翔を見送りながら胸が押しつぶされそうな廻だったが、翔の「会えてよかった。……忘れないから」という言葉を信じてフォゲッターに身をゆだねる。
だが、実はタイムパトロール隊員の仲間たちがフォゲッターに細工をしており、2人の記憶はなくなっていなかった。翔は“時の牢獄”へ送られたが、廻は記憶を残したまま現代の日常へ。そして4カ月後、公園のベンチに廻が座ると、突然、翔が現れる。時空を飛び回り悪事を犯すカップル“マギー&キケロ”がテロ騒ぎを起こしたすきに脱獄してきた翔に、廻は「どうせならちゃんとした感じで会いたかった」と伝えるが、廻への気持ちをまくしたてる翔の思いを受け止め「時をかけてくれて、ありがとう」と伝え……と展開した。
その後、タイムパトロール隊員たちに見つかってしまう廻と翔だったが、その時、令和で恋に落ちたタイムパトロール隊員のリリリー(夏子さん)と廻の初恋相手・諸星(「ラランド」ニシダさん)の子孫が隊長の和井内(石田剛太さん)だったことが判明する。過去人と未来人の恋が歴史的に正当化されたことが分かると、廻と翔はその場を脱出し、再び“恋の逃避行”へ。そして廻との時間を楽しむ中で、翔は自分たちこそが伝説の恋人、マギー&キケロだったのではないかと廻に伝えるのだった。
ラストでは、マギー&キケロを追ってきた隊員たちから、タイムボードに乗って笑顔で逃げる2人の姿が描かれ、SNSでは「最後まで恋の逃避行してる2人いとおしい」「最高のハッピーエンドで泣く」「最後の最後まで楽しかった」「ボロボロ泣いた」「終わり方が最高に良い」「廻と翔が幸せになって良かった!」と絶賛のコメントが続出。
また、エンドロールでは、マギー&キケロを捕まえようとする追手が「時をかけるな~!」と叫び、2人が手をつないで逃げるシーンが描かれ、視聴者から「『時をかけるな~!』で終わるのいいな」「ラストせりふ最高すぎる」「最後のタイトル回収すごい!」「なんて見事なタイトル回収!」といった声も上がった。
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