海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第119回が9月14日に放送され、万太郎(神木さん)が徳永教授(田中哲司さん)から忠告を受けるシーンが描かれた。
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南方熊楠から手紙が届いた徳永は、「国が進めている神社合祀(ごうし)令を『神狩り』だと断じている。深入りするんじゃない。この御仁(ごじん)は、植物保護の観点から植物学教室に反対運動に加われと。今は満州だ。大陸の植物調査の予算を守りたいだろう?」と、南方に関わるなと万太郎にくぎを刺した。
それでも万太郎は「教授、一応……。次の植物採集地、熊野に行ってもよろしいでしょうか?」と南方のいる場所に向かいたいと伝える。
徳永は「槙野……何度も言うが、大学は国のために、国から金をいただいて研究してるんだ。今は満州が……」と言うと、万太郎は「植物学教室は日本の植物学の砦(とりで)です。国のためではなく植物学のために……」と意見を述べる。
すると徳永は「それ以上言うなら……」と切り出し、大学本部からの問い合わせを万太郎に見せる。「教員の妻が渋谷で水商売をしているのはいかがなものかと。部屋貸しの商売だろ? 中で何をされてるか分かったもんじゃない」と告げる。
万太郎は「私のことは何を言われようが構いません。本部にも伺います。ただ、その……妻の……」と言いかけると、徳永は「だからもう目立つな! 私もこれ以上はかばえない」と伝えた。
SNSでは「徳永教授は万太郎を守ってくれてたんだ」「徳永教授はやっぱり悪い人じゃない」「徳永教授の心の奥底にある優しさ、万太郎くんへの思いが伝わる」「立場と責任でがんじがらめでも、やっぱりあの頃の徳永教授もいる」「徳永教授、本心では万太郎や熊楠のことの心情は分かっているのでは。そう思いたい」といったコメントが集まっている。
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