塩野瑛久:韓国の監督の要望に驚き 日本のドラマ制作者の“すごさ”も実感

連続ドラマ「魔物」の会見に登壇した塩野瑛久さん
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連続ドラマ「魔物」の会見に登壇した塩野瑛久さん

 俳優の塩野瑛久さんが4月18日、東京都内で行われた同日夜スタートの主演ドラマ「魔物」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域を除く)の会見に、主演の麻生久美子さんと共に登壇。日韓共同制作の今作にちなみ、日本と韓国の撮影スタイルの違いなどを語り合った。

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 今作のメガホンをとるのは「主君の太陽」「オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-」などで知られるチン・ヒョク監督。麻生さんは、チン監督の手法について「“こういうものが撮りたい”というのを端的におっしゃてくれて。日本人は真面目なのでつながりもきっちりやるのですが、(チン監督は)撮りたいカットが撮れるのであれば、細かい箇所は気にしない。でも完成したものを見てもまったく気にならなかった」と述べ、塩野さんも「麻生さんがおっしゃってくれたように、撮りたいシーンへの執念がすごいです。俳優部に対しても、すごく向き合ってくださっていることを強く感じます」とうなずいていた。

 また、麻生さんが「照明部さんの数も全然違う」と切り出すと、塩野さんも「噂によるとチン監督が、最初に『照明部は10人いますか?』と聞いてきたらしいのですが、日本は(通常)3~4人」と、照明スタッフの数の違いに驚かされたという。共に登壇した内山聖子エグゼクティブプロデューサーは苦笑いしつつ「照明の数は作品にもよりますが、チン監督は(少なさに)驚かれていました」と明かした。

 ただ塩野さんは、日本のドラマ制作者の優秀さも実感したといい「少ない人数で時間も限られている中で、あれだけの作品を世に送り出せているのはすごいなと強く感じました。そこに(韓国スタイルの)ダイナミックなものを乗せていけたら、間違いない作品になるのではないかなと思います」と述べていた。

 ドラマは、「梨泰院クラス」など世界的ヒット作を生み出してきた韓国の大手制作会社SLLとテレビ朝日が日韓で共同制作するオリジナル作品。孤高の弁護士・華陣あやめ(麻生さん)が、殺人事件の容疑者・源凍也(塩野さん)と禁断の愛におちるラブサスペンス。会見にはSLLのパク・ジュンソ制作代表も出席した。

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