ミステリと言う勿れ
第11話 物語はクライマックスへ!蘇る殺人鬼・・・妹の死の謎
12月28日(土)放送分
女優の井上真央さん主演の連続ドラマ「100万回言えばよかった」(TBS系、金曜午後10時)の最終第10話が3月17日に放送された。ラストで鳥野直木(佐藤健さん)が、相馬悠依(井上さん)に伝えた言葉が、「切なすぎる」と視聴者の間で話題となった。
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脚本は、2021年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」などで知られる安達奈緒子さんのオリジナル。突然命を落とし、幽霊となって現世をさまよう洋食店のシェフ・鳥野直木と、恋人の直木の死を受け入れられない美容師の相馬悠依、直木と唯一意思疎通できる刑事・魚住譲(松山ケンイチさん)の3人が、非情な運命に必死にあらがい、奇跡を起こそうとする姿を描く。
第9話のラストで、成仏したはずの直木が悠依の前に姿を現した。「これは、夢?」と混乱する悠依に、直木は「夢じゃない」と返答。生身の体を持った直木は、悠依と“最後の時間”を過ごすことに。
直木は「悠依のしたいことしようよ」と提案。ショッピングデートを楽しんだり、手をつないで歩いたりと、幸せな時間をかみしめる2人。直木は、心残りだった弟・拓海(青木柚さん)に会いに行ったり、譲に感謝の思いを伝えたりと「思い残し」を一つずつ潰していく。
ラストで、かつて2人で訪れた海に向かう悠依と直木。海辺に並んで座り、直木が「悠依、2年前さ」と切り出すと、悠依は「やだ、聞きたくない」と返す。直木は、「聞いてよ、多分全部は言い切れない」と前置きしたうえで、「まず最初、これは絶対言う。悠依ともう一度会えたとき、めちゃくちゃうれしかった」と伝えた。
続けて「お互いすごい大事だって、そういうふうになれて、うわ、これ幸せだって思った。俺は悠依とこうなるために生きてきたんだなあって」とこれまで伝えられなかった悠依への思いがあふれ出した。直木は「この先の未来、悠依がずっと笑っててくれるなら、俺の人生、全部意味あった。俺、悠依の笑ってる顔がすごい好き。だから笑っててよ。一人にさせてごめん」と語りかけると、悠依は目に涙を浮かべながら「笑ってられるように頑張ってみる」と返した。
夕焼けが2人を赤く染めると、「悠依、ありがとう。さよなら。愛してる」と別れの言葉を口にする直木。悠依が「直木、大好きだよ」と返すと、直木はまっすぐ悠依を見つめ、涙ながらに「愛してる」と伝えた。その言葉に、悠依も「うん。愛してる」とほほ笑む。直木は「やっぱ照れる。海でも見ててよ」と悠依に伝えると、「愛してる」の言葉を何度も繰り返し、そのまま消えてしまった。
SNSでは「号泣してしまった」「直木が100万回分の愛してるを伝えられてよかった」「『海でも見ててよ』照れ隠しに見せかけた直木の精いっぱいの優しさだった。消えるところじゃなくて『愛してる』という言葉を最後に残したかったんだ」「佐藤健さんの『愛してる』の破壊力ヤバすぎる……美しすぎるラストシーン」「こんなに『愛してる』が切ないなんて(涙)」「悲しいけれど前向きな気持ちになれるラストだった」「後悔しないように言葉にすることの大切さを知った」などさまざまな声が上がっていた。
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