Dr.アシュラ
第1話 松本若菜主演スーパー救命医があらゆる命を救う
4月16日(水)放送分
俳優の間宮祥太朗さん主演の連続ドラマ「イグナイト -法の無法者-」(TBS系、金曜午後10時)が、4月18日にスタートする。ドラマは、訴訟をたきつけて大金を稼ぐ弁護士を描くダークなリーガル・エンターテインメント。主人公の新米弁護士・宇崎凌を間宮さん、第1話のキーパーソンを土屋太鳳さんが演じる。間宮さん、土屋さん、原廣利監督に話を聞いた。
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向こう見ずで正義感にあふれる宇崎が飛び込んだのは、業界では「無法者」として知られる「ピース法律事務所」。原告になりそうなターゲットの心に火をつけ、訴訟を起こさせる。あらゆる手段を使って勝訴へ導く「法の無法者集団」を描く。
間宮:タイトルの通り、原告になりそうなターゲットの心に火をつけて訴訟を起こしていく、新しいリーガルドラマです。これまでの弁護士ドラマでは法廷でのやり取りがミソになっている作品が多いと思うのですが、本作では裁判で証拠を突き出して終わるのではなく、訴訟に至る経緯にも重きを置いています。依頼人の生活や思いが垣間見えるのが新鮮な作品です。
土屋:どんな人にも心に抱えているものや、言えないことがあると思うのですが、本作はそれをしっかり言葉にして戦ってくれる人たちの物語だと思っています。今回私が演じる斎藤美咲は、宇崎にとって初めての依頼者。家族を守りたい一心で社会の理不尽な出来事に巻き込まれ、翻弄されている女性です。その陰には、女性が1人で子どもを育てることの難しさがあって、それは女性の立場がまだ弱いことにも通じています。そういったシビアな社会問題が描かれると同時に、人の温かさが伝わる物語だと思います。
原:最初に企画書を見た時に、弁護士が訴訟をたきつけるようなストーリーは今まであまり見たことがないと思いました。弁護士自らがダークヒーローとなり、(原告が)声を上げられるように助けていく展開のリーガルドラマなのですが、それがすごくかっこいい。大体のリーガルドラマでは、しっかり者のキャラクターが出てくることが多い印象がありますが、本作ではあえてダークヒーローの物語らしく、各シーンも治安が悪く見えるような撮り方をしています。
土屋:たしかに、ちょっと治安悪そうな印象がありますね(笑)。
原:ピース法律事務所自体も壁が汚れていたりして、ピシッとした事務所じゃないということも表れていますので、そういうところもちゃんと切り取っていきたいなと思っています。
原:映画「帰ってきたあぶない刑事」(2024年)でご一緒した時、土屋さんが持っている自然なオーラが撮影現場を明るくしてくれているのがとても印象的でした。今回は僕自身が演出を担当する作品で、土屋さんのまた違った一面を見せてもらいたいと思い、お願いしました。
土屋:第1話のキーパーソンとしてお声がけいただいて、とてもうれしかったです。初回に出演するのは作品の方向性にも影響するので、正直、私で力になれるのかなという気持ちはあったのですが、ぜひまた原監督とご一緒したいと思い、受けさせていただきました。
土屋:原監督とは以前ご一緒した際から、すごく気さくで、年齢差を感じさせないように話しかけてくださっていました。今回も、監督が作り出すリラックスした空気のおかげで、前回と変わらず自由に演じることができています。絶対に素晴らしい映像ができあがると確信していますし、スタッフの皆さんも素晴らしい技術を提供してくださるので、完成を楽しみにしています!
間宮:以前共演したのは何年前だった?
土屋:7、8年前ぐらいかな。
間宮:7年かあ。あの時はとにかく体を動かして、声を張りながら部活みたいな撮影をしていたので、再会してやっぱり大人になったなと(笑)。
土屋:そうですね(笑)。当時演じていたのは犬猿の仲のキャラクターだったのですが、お芝居とはいえ初対面で強く当たるのは少し遠慮してしまう部分があるじゃないですか。でも、間宮さんが最初から「祥太朗って呼んで」と、すぐに壁を越えてきてくださって、それがすごくすてきだなと思いました。
一緒に撮影している時の関係性や、役にも自然とにじみ出てくると思うので、そういう関係の築き方ってすごく大切だなって。間宮さんはお芝居でも、ぶつかった分だけしっかり返してくれる方で、それこそ共演者をたきつけるような役者さんだなと思います。
土屋:前回はバチバチと対立する仲間という役柄だったので、テレビで拝見すると、なんだか幼なじみのような気分になりますし、毎回お会いするのがうれしいです。今回は弁護士役として間宮さんがどんな表情を見せるのか、すごく楽しみにしています!(笑)
間宮:太鳳が演じる美咲からは、キャラクターのこれまでの苦労や我慢がにじみ出ていて、その感情や哀愁が感じられるんです。出会いのシーンを撮った時には、美咲がどんな生活をしてきたのか、どういった人なのかが匂(にお)い立ってくるようで、とても印象的でした。同シーンでは、美咲が自転車に乗って登場するのですが、前作でも自転車に乗るシーンがたくさんあったので、ちょっとした重なりを感じて面白かったです。
土屋:私も同じこと思ってた! でも、前とはまた違う自転車だなって(笑)。前回はものすごくスピードを出して走って、大変な撮影だったけどいい思い出ですね。
原:間宮くんはお芝居に対してとても誠実で、こうしたいという思いをお互いに共有できるので、コミュニケーションを取っていて気持ちいいですし、楽しいです。太鳳ちゃんには、本当に念願がかなって出演してもらっているので、また違った一面を見られるのがうれしいです。
間宮:原監督とは本当にたくさんコミュニケーションを取らせてもらっていて、僕もそれが楽しいです。ちゃんと意思確認をしながら一歩一歩撮れている感触があって、とても充実しています。
原:僕の視点から見ていると、撮影現場の空気はとてもフラットで、間宮くんが誰に対しても気さくに話している様子がうかがえます。イグナイトメンバーは待ち時間も楽しそうで、それだけ空気感がいいんだろうと感じます。
間宮:そういえば、クランクインの日のお昼休憩以降から、早速、初日感がなくなっていました。初日って独特の緊張感やお互い探るようなところがありますが、それが割とすぐなくなっていた気がします。
土屋:仲村トオルさんもすごく飄々(ひょうひょう)としながらも、面白いことを言ってくださって、上白石萌歌ちゃんも「人見知りなんです」と言いつつ、持ち前の明るさと遊び心で盛り上げてくださっていて、私も仲間に入りたい!って思わされています(笑)。
間宮:もちろん全部見てほしいですが、やはりイグナイトメンバーをかっこいいな! って思ってもらえるのが第一歩だと思っています。その魅力や作品のスケール感で視聴者の皆さんの心をつかみつつ、物語が進む中でさらに共感や感動を届けられたらうれしいです。
土屋:本作では、見えないところで叫んでいる思いについて言葉にするまでの過程を大切に描いていく作品です。法廷でのかっこいい長台詞もたくさんあると思うのですが、それだけでなく、登場人物同士のつながりを深く掘り下げた人間ドラマも見どころです。心温まる瞬間も多い作品となっています。
原:イグナイトチームの活躍やかっこよさは、間違いなく本作の見どころの1つですが、リーガルドラマでありながらアクションの要素も取り入れている点がユニークです。映像的な見せ場はもちろん、各話に登場するバラエティ豊かなゲストキャストにも注目していただければ。これは本当にリーガルドラマなのか?と、少し違った視点で楽しんでいただければうれしいです。
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