吉谷彩子:朝ドラで人力飛行機のパイロット役 「壊してしまったらどうしよう」と緊張も

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で由良冬子を演じている吉谷彩子さん(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で由良冬子を演じている吉谷彩子さん(C)NHK

 女優の福原遥さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、ヒロイン岩倉舞(福原さん)が所属する大学の人力飛行機サークル「なにわバードマン」の先輩で、パイロットの由良冬子を演じている吉谷彩子さんが、役作りの苦労などを語った。

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 吉谷さん演じる由良は、人力飛行機「スワン号」のパイロットを務める大学2回生。女性で初めて大西洋単独横断飛行に成功したアメリア・イヤハートに刺激を受け、男子に負けまいとパイロットに志願した。舞に空を飛ぶ楽しさを教えるという役どころ。

 由良はパイロットとして体を鍛えるシーンが多いが、吉谷さんは「アスリートの役は初めてです。痩せすぎると後々のエピソードで困るため、体力や筋肉量を増やそうと思い、運動量を増やして筋トレすることにしました。役が決まってからすぐに自転車を購入して、行ける範囲はほとんど自転車移動にしました」と体作りをした。

 精神的には「中学、高校と陸上部で、種目は短距離だったのでちょっと違うところもあるのですが、努力の積み重ねや、自分との戦いという意味では、由良と重なる部分がありました」と自身の経験を生かして作り上げていった。

 実際にパイロットとして操縦すると、「人力飛行機のペダルはかなり重くて、しかも漕ぐペースが決まっています。体験してみたのですが、すぐに息が上がってしまいました」と難しさを感じたという。

 さらに、「実際の機体はとても繊細で操作が難しく、持ってはいけない部分や強く引いてはいけない部分があったので、『壊してしまったらどうしよう!』と緊張しました。しかも、機体の中がとんでもなく暑くて。ロケは 5~6 月でしたが、サウナ状態でした。風がすき間からしか入らないので、撮影時は中に風を入れてもらったりしました」と撮影の苦労を語った。

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