YU:初日本ドラマでクールな研修医役 座長・玉森が初対面で中国語「ありがたかった」

連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」で谷川聖人を演じているYUさん
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連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」で谷川聖人を演じているYUさん

 人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の玉森裕太さん主演の連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」(日本テレビ系、土曜午後10時)で、研修医の谷川聖人を演じているYUさん。大学進学を機に移住した台湾でドラマデビューした彼は、今作が日本のドラマ初出演となる。「最初は緊張しました」という撮影現場で、どのように周囲となじみ、自分の「居場所」を作っていったのか、話を聞いた。

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 ドラマは、知念実希人さんの医療ミステリー「祈りのカルテ」シリーズ(角川文庫など)が原作。研修医の諏訪野良太(玉森さん)が、カルテを基に患者の秘密を見破り、心を癒やし、病を治していくストーリーだ。

 YUさんは大学進学を機に、中国語の勉強のため台湾に渡った。大学生のときに台湾の事務所からスカウトされ、レッスンを経て2年前、台湾でデビューした。今作で演じている谷川は、純正医科大学附属病院1年目の研修医で、諏訪野の同期。幼い頃から頭脳明晰(めいせき)でプライド高く、上昇志向の強いエリート、という役どころだ。

 「だんだん緊張がとけて、楽しく撮影しています」というYUさん。そんな緊張していたYUさんに声をかけてくれたのは、座長の玉森さんだという。

 「現場でお会いしたとき、僕の緊張が玉森さんに伝わっていたと思うんです。玉森さんも中国語を勉強されていたみたいで、初めてお会いしたときに中国語で話してくださいました。そこで、僕の空気(緊張感)が和んだ感じがしました。あの最初のやり取りはありがたかったです」と振り返る。

 それ以降も中国語を交えた会話をすることがあるそうで「本気で勉強されていたのが伝わってきます。発音もすごくきれいでした(笑い)」と、玉森さんの多才ぶりに舌を巻く。

 YUさん演じる谷川は一見、クールで近寄りがたい印象。「たまにミスすることもあるんです。完璧ではないところもあり、人間味あふれる人物かなと思います」と分析する。

 日本のドラマに出られたことは「素直にうれしかったです」といい「日本に来て思うのは、時間などのスケジュール管理がしっかりしているなと。あとは小道具も含めセットが細かいです。台湾は基本的にロケが多いので」と、細部にまでこだわる日本のドラマ作りに刺激を受けたようだ。

 好きな作品は、佐藤健さん主演の映画「るろうに剣心」シリーズ。「アクションは絶対にやってみたいです。僕は良い人の役よりは、ミステリアスな役や悪役の方が向いているのかと思うので、機会をいただけたらぜひやってみたいです」と述べ、今後もさまざまな作品に出演することを目標とする。

 「祈りのカルテ」に全力を注いでいるYUさん。見てほしいポイントを聞くと「ストーリーで言うと、カルテから謎を読み解いていくことが、新鮮だと思います。谷川について言うと、時折、患者さんに見せる表情に人間味があり、すてきだと感じています。(諏訪野ら)同期たちには見せない表情の違いを見ていただけたらうれしいです」と力を込めてアピールした。

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