鈴木伸之:「まどか26歳」菅野先生が「カッコよすぎ」と話題 「狙っていないキュンキュンシーンも注目して」

ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演する鈴木伸之さん(C)TBS
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ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」に出演する鈴木伸之さん(C)TBS

 俳優の芳根京子さん主演の火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系、火曜午後10時)。第1話(14日)が放送されると、鈴木伸之さん演じる外科医の菅野尊について、SNSで「カッコよすぎ」と話題になった。「僕自身も、研修医の皆さんとの接し方や表情の作り方など、役を通して勉強させてもらっているなという気持ちがあります」と話す鈴木さんに、撮影の裏側を聞いた。

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 ◇手術中、外科医が歌を歌うシーンが登場

 ドラマは、水谷緑さんのマンガ「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA)が原作。主人公の研修医・若月まどか(芳根さん)が、働き方改革で変わりゆく医療現場で「研修医はお客様」と皮肉を言われ、戸惑いながらも、ベテラン医師たちの試練に立ち向かう。同期の仲間たちと励まし合い、医師として女の子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描く。

 患者が知り得ない、医者の裏側が見えるところも今作の見どころの一つ、と考えている鈴木さん。第2話では、菅野たちが手術中に歌を歌うシーンがあるという。「お医者さんたちもずっと気を張っていると疲れてしまう部分もある。そういう抜け感みたいなところは撮影をしていて面白かったです」と話す。

 撮影に入る前に、点滴や心臓マッサージの練習をし、脈の測り方などを学んだ。「心臓マッサージひとつとっても、そんな手段があるんだと知ったことがすごくたくさんあった。僕の中での財産の一つだなと感じています」と語った。

 鈴木さん演じる菅野は、消化器外科の医師。ストイックでクールな性格で、研修医たちが憧れている存在だ。自分自身にも研修医たちにも厳しく、とっつきにくい部分があるが、患者にはとても親切。実は方向音痴というお茶目な一面もあるキャラクターだ。

 「昭和世代、令和世代の研修医たちの間にいる世代。昭和世代の根性でやってきた部分と、研修医たちのプライベートも大切にしながら仕事にも向き合っていく現実的な考え方、この2つを理解しながら、どっちに加担しすぎるわけでもなく向き合っていく」と語る。

 鈴木さん自身は32歳。「昭和のど根性世代でもなければ、令和の今ドキの子たちよりもちょっと上。まさに自分自身に対しても、答えが今ないところで生活しているなと思っていて……」と役との共通点も。

 「仕事に全振り(専念)しているわけでもないし、プライベートに全振りしているわけでもなくてどっちつかずだけど、結構居心地がいい。でも、もっとお仕事したいな、とかそういうところで揺れている世代のような気がします。自分自身にも答えを求めている材料の一つになりそうな作品だと感じています」

 ◇“バックハグ”シーンの裏側とは

 第1話のラストでは、自分の腕を使って点滴のシミュレーションをしていたまどかを見かけた菅野が「点滴はメンタルだ。しゃべりながら刺すとこっちもリラックスできるぞ」とアドバイス。手の向きを質問された菅野は、まどかの後ろにまわり“バックハグ”のような状態になりながら「(向きは)こっちじゃなくて、こう」と説明。まどかは「(距離が)近い、近い!」と慌てる様子が描かれ、SNSを沸かせた。

 このシーンの撮影について「心から彼女に点滴のやり方を教えてあげたいという思いが、たまたまああいう風になっているので、僕も医療に対してまっすぐ向き合っていけば、自ずとそういう構図に見てもらえるのかなと思いながら撮らせてもらいました」と話す。

 「僕もちょっと照れ屋なので、“鈴木伸之”が照れているときがたまにある、と自分の中で感じていて。でも今回の作品においては、それはいらないと思うので、殻を破っていきたいです」と意気込む鈴木さん。

 「伝統ある火曜午後10時枠ということで、今後も恋愛要素みたいなものも医療の中に含まれていくのかな」と予告しつつ「狙っていないキュンキュンシーンみたいなものも注目していただいたら、よりドラマを楽しんでいただけると思います」とアピールした。

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