映画「国宝」:主題歌は原摩利彦 feat.井口理 坂本美雨が作詞 吉沢亮主演作

映画「国宝」の完成報告会の様子
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映画「国宝」の完成報告会の様子

 吉田修一さんの小説を俳優の吉沢亮さん主演で映画化した「国宝」(李相日監督、6月6日公開)で、同作の音楽を手がける原摩利彦さんが主題歌「Luminance」を担当することが分かった。故・坂本龍一さんの娘で歌手の坂本美雨さんが作詞した楽曲で、バンド「King Gnu」の井口理さんが歌唱を担当する。4月23日に東京都内で行われた完成報告会で発表された。

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 映画「国宝」は、「パレード」「パークライフ」などで知られる吉田さんの同名長編小説が原作。2017年から朝日新聞にて連載され、2018年に単行本化された上下巻800ページを超える大作だ。戦後から高度経済成長期の日本を舞台に、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者・花井半二郎(渡辺謙さん)の家に引き取られた主人公・喜久雄(吉沢さん)が、半二郎の跡取り息子・俊介(横浜流星さん)と出会う。正反対の血筋を持つ二人が、命をかけて芸に人生を捧げていく壮大なストーリー。

 ◇原摩利彦さんのコメント

 喜久雄と俊介、そして彼らのまわりの人々の人生がまるで神話であったかのような、そんな感覚を覚える音楽をエンディングに書きたいと思っていました。<<Luminance>>は喜久雄が浴びたスポットライトと彼が放ち続ける光の量です。時空を越えて響く井口理さんの美しい声と、音となったときに輝きが増す坂本美雨さんのことばに出会って、この曲を書くことができました。

 ◇井口理さんのコメント

 この度、光栄なことに主題歌のお話をくださり、自分なりにこの映画を咀嚼(そしゃく)し、歌わせていただきました。この映画「国宝」で描かれる恐ろしくも美しい世界を、少しでも彩ることが出来たなら幸いです。

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