ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー:リングハンター・ガリュード/クオンは“狂気”の人物 「お子さんを泣かせるかも」 カルマ、ニチアサに覚悟をもって参戦

「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」でリングハンター・ガリュード/クオンを演じるカルマさん
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「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」でリングハンター・ガリュード/クオンを演じるカルマさん

 スーパー戦隊シリーズ「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(テレビ朝日系、午前9時半)で、ライバル戦士のガリュード/クオンを演じるカルマさんにインタビュー。4月13日放送の第8話では、クオンが“レッド”ゴジュウウルフ/遠野吠(冬野心央さん)の兄と判明し、敵組織ブライダンに属していることも明らかとなったが、クオンの役作りなど話を聞いた。

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 ◇オーディションではなく、Pからのオファーで

 カルマさんは1996年8月26日生まれの28歳。福岡県出身。16歳で福岡から俳優を目指し上京したが、5年間鳴かず飛ばず。自身の「名刺を作るため」、2018年からYouTube投稿をスタートさせ、奇想天外な企画と抜群の編集力で注目を集め、1年でチャンネル登録者100万人を突破。登録者数170万人超えのYouTuberとして人気を得て、俳優業にカムバックした。

 スーパー戦隊シリーズのメインキャストは通常オーディションで決まるが、今回はカルマさんに直接オファーがあったという。

 「昨年の夏頃にお話をいただいたのですが、特撮のオーディションはこれまで一度も受けたことがなかったので、最初は絶対間違ってますやん!って思いました(笑)。まさか、自分にこのようなお話がくるなんて……。その時は、ほかのキャストは誰も決まっていない状態で、メインキャストの中で一番最初にお声掛けをいただいたんです。(演じる)リングハンター・ガリュード/クオンの設定も詳細は定かではなくて、だいたいこういうポジションねっていう情報のみで、逐一報告を受けて役を知っていく感じでした(笑)」

 松浦大悟プロデューサーに、自身にオファーした理由を聞くと「芝居を見てお声掛けさせていただいた」との返答だった。3カ月で体重を10キロ増量して臨んだ昨年7月クールのドラマ「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系)と、映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」を見たプロデューサーからの評価に「めちゃくちゃうれしかった」と笑顔で語った。

  “レッド”の兄という設定を知ったときは「まだレッドのキャストが決まっていなかったので、どういう子なんだろうって。もしかしたら似てるのかな~とかまずそこが気になりました」と笑う。“レッド”が冬野さんに決まり「写真を最初に見させてもらってイケメンじゃんって! やっぱ兄弟だよね、だってお兄ちゃんイケメンだもん」とユーモア交じりに当時の心境を振り返る。

 そんな冬野さんは、まさかの自身の本を購入するほどの大ファンだった。「(初対面の前に)スタッフさんから『緊張している』とは聞いていたのですが、まぁそんなに緊張することはないだろうと思っていたんです。でも本当にほとんどしゃべられない状態で(笑)。メーク室だったのですが、おびえるようにドアを開けてきて。これは早く仲良くならないとやばいって、そこから自分で話し掛けに行くようになりました」と、舞台裏を明かした。

 ◇言って良いんだ!?って驚くようなせりふがあったり

 劇中では、吠にゆがんだ愛情を向けるクオン。カルマさんは、狂気を帯びたキャラクターだといい「スタッフの皆さんからも『戦隊であまり出てこないキャラクター』だと言われています。これ言って良いんだ!?って驚くようなせりふがあったり(笑)」と話す。

 子供向けの時間帯「ニチアサ」ゆえに、「役もそうですし、僕自身これまでの活動的に戦隊のお話がくるなんて最初は正気か!?って思ったんです」と吐露する。そんな不安を、松浦プロデューサーが一蹴してくれた。

 「『やっちゃってください』という感じだったので、僕も(戦隊を)ぶち壊すぐらいの気持ちで臨まないといけないな、と。作品にエッジを効かせるキャラクターではあるので、いい意味でこの作品をぶち壊そうって思いで作品に臨んでいます」

 「カルマ」にオファーをしてくれたからこそ、覚悟を持って臨んでいる。クランクイン時「お子さんを泣かせるかもしれないけど、それぐらいの気持ちでやります」と宣言したと述べ「全力を注ぐので、皆さんも覚悟して受け止めていただけたら」と呼びかけた。

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