毒蝮三太夫:昨年亡くなった大山のぶ代さんをしのぶ 認知症を公表したいきさつ 結婚式でのエピソードも 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した毒蝮三太夫さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した毒蝮三太夫さん=テレビ朝日提供

 タレントの毒蝮三太夫さん(88)が、3月19日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年9月に90歳で亡くなった「ドラえもん」の声でおなじみの大山のぶ代さんとの思い出を語った。

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 大山さんとは、夫となった俳優の砂川啓介さんから「付き合っている子なんだ」と紹介され、出会ったという毒蝮さん。「(当時大山さんは)10代の後半で。可愛かったですよ~」と振り返った。

 大山さんと砂川さんの結婚式では、毒蝮さんが司会で黒柳さんは出席した。結婚式の会場には、キッズコーナーが用意されrうぃたという。毒蝮さんは「大山のぶ代と砂川啓介は子供が大好きなんで。砂川啓介は保育園で仕事をやっていて、そこの子たちを呼んで。会場に来る人のお子さんが遊ぶ場所を作ります、と積み木や滑り台のコーナーを作って」と当時の様子を明かした。

 また、「司会をやっていると、子供たちが遊んでいてうるさいんですよ。『うるさいなガキ!』って言ったら、大山のぶ代から『だめですよ、そういうこと言っちゃ』と怒られましたよ」と大山さんとの思い出を語った。

 徹子さんが「大山さんは70代になって脳梗塞で倒れて、記憶障害などの後遺症が残ったんですってね」と話すと、毒蝮さんは「大山のぶ代がちょっと様子がおかしいっていうのはあまり知らなかった。(夫の)砂川啓介と会ったりするたびに、やつれていて。『お前どうしてそんなにやつれるの?』って言ったら、(砂川さんは)『ペコ(大山さん)の介護と看護が大変なんだよ』って」と語った。

 そんな砂川さんに、「一人でペコを面倒みていたって、お前だって若くないんだから、(大山さんが認知症ということを)発表した方がいいって」と毒蝮さんは助言したという。

 「今でも覚えてる。目黒の雅叙園ですよ。あそこの喫茶店で2人だけで話をしていて。10分以上あいつが黙って下を向いていました。しばらくして『発表するよ。でも、ペコ、認知症だって世間でわかったら怒るだろうな、悔しがるだろうな』って」

 当時の砂川さんの様子を明かす毒蝮さんに、徹子さんも「大山さんね、自分の弱みを人に見せるのあんまり好きじゃなかった。それを旦那さんがわかっていたから」と話した。

 その後、砂川さんが番組で発表すると、大騒ぎになったという。毒蝮さんは、「すぐにファクスが来て。『あの大山のぶ代さんが認知症なんですか』って。それで彼の生活が一変しちゃった。けれど、発表して楽になったと彼は言っていましたよ」と振り返った。

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