1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（2月22〜28日）は、井ノ原快彦さん主演の人気刑事ドラマシリーズ「特捜9」のfinal seasonが、4月9日から放送される話題、安達祐実さん、相武紗季さん、磯山さやかさんがトリプル主演を務めるテレビ東京の“全夫が震える”シリーズの第3弾「夫よ、死んでくれないか」が4月から放送されることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　人気を博した「夫を社会的に抹殺する5つの方法」「夫の家庭を壊すまで」に続くテレビ東京の“全夫が震える”シリーズの第3弾「夫よ、死んでくれないか」（月曜午後11時6分）が4月7日から放送されることが2月26日、明らかになった。安達祐実さん、相武紗季さん、磯山さやかさんがトリプル主演を務める。結婚したことに後悔する甲本麻矢（安達さん）、加賀美璃子（相武さん）、榊友里香（磯山さん）の3人は、大学時代の同級生。よく飲みに行っては夫への愚痴を口にし、日ごろの鬱憤を晴らしていた。ある日、友里香が「夫を殺しちゃった」と麻矢と璃子に告げ、麻矢の夫も失踪したことから、3人の運命の歯車が大きく回り始める……。

　テレビ朝日の7月期ドラマ「しあわせな結婚」（木曜午後9時）の会見が26日、同局（東京都港区）で行われ、脚本を大石静さん、主演を阿部サダヲさんが務めることが発表された。大石さんは昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」以来初めてのドラマ脚本となり、阿部さんは同局の連ドラ初主演となる。阿部さんが演じるのは、世間の注目を集める事件の裁判でいくつも無罪を勝ち取り、さまざまな番組にも出演する人気弁護士の原田幸太郎。独身主義者でもある幸太郎が、ある日“運命の出会い”を機に電撃結婚を果たすが、愛する妻は大きな秘密を抱えており、幸太郎の運命はとんでもない方向へ……というストーリー。

　“渡鬼”の愛称で親しまれた、故・橋田壽賀子さんの長編ホームドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が3月31日からBS-TBSで放送されることが26日、明らかになった。橋田さんの生誕100年となる2025年の節目に、第1シリーズから第5シリーズまで1年かけて放送する。同局で第1～5シリーズを一挙放送するのは初めて。「渡る世間は鬼ばかり」は、橋田壽さんが脚本、石井ふく子さんがプロデューサーを務め、1990年から2011年にかけて放送された人気シリーズ。泉ピン子さん演じる五月をはじめとした岡倉家5人姉妹の家族模様を描き、それぞれの家庭で起こる諸問題をリアルに投影して話題を呼んだ。

　人気刑事ドラマ「相棒 season23」（テレビ朝日系、水曜午後9時）の最終回スペシャル「怪物と聖剣」が、前後編で3月5日と12日の2週連続で放送されることが26日、分かった。ゲストで毎熊克哉さん、片桐仁さん、平山祐介さん、愛希れいかさんが出演する。4人は「相棒」初出演。毎熊さんは杉下右京（水谷豊さん）に近づく正体不明の浦神鹿、片桐さんは野心家の東京都知事、一岡光（いちおか・こう）、平山さんは事件の鍵を握る木原健二、愛希さんは闇バイト強盗事件の被害者家族の都議会議員、橋本倫子を演じる。最終回スペシャルは、年々被害が増大する“匿名流動型犯罪グループ”に対し、大規模な捜査本部が設けられ……と展開する。

　栗山千明さんが、で4月3日午後11時59分スタートの連続ドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」（読売テレビ・日本テレビ系）で主演を務めることが27日、分かった。共演は伊藤健太郎さん、千賀健永さん、丸山智己さんで、複数の恋愛を描く。栗山さんが演じる主人公・伊麻（いま）は、小説の挿絵画家。複数の恋人と同意のもとで誠実に愛を紡いでいる一方、シングルマザーとして高校生の娘も育てている。ドラマでは、「夫婦だからこれくらい普通」「恋人だから」「親子だから」「妻だから」「母だから」……そんな凝り固まった“普通”を揺るがすスパイシーでスウィートな、ヒューマンラブストーリーが描かれる。

　今田美桜さん主演で、3月31日にスタートする2025年度前期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あんぱん」のご当地ビジュアルが27日、NHK高知放送局の公式X（旧ツイッター）で公開された。主人公・朝田のぶ役の今田さん、幼なじみの柳井嵩役の北村匠海さんのワンショットビジュアルを並べている。舞台となる高知県に向けた手書きメッセージも添えられ、今田さんは「高知の大自然に育まれ、嵩とともに生き生きと駆け抜けた朝田のぶの物語をお届けします。高知県の皆様の朝がさらに輝かしいものになりますように！　ぜひお楽しみください」とつづっている。

　井ノ原快彦さん主演の人気刑事ドラマシリーズ「特捜9」のfinal seasonが、4月9日から毎週水曜午後9時に放送されることが28日、明らかになった。「警視庁捜査一課9係」から数えると通算20作目でファイナルを迎え、井ノ原さんは「やり切った感じがしています」と語った。2006～17年に放送された「警視庁捜査一課9係」は故・渡瀬恒彦さんが主演を務め、2018年4月からバトンを受け継ぐ形で、井ノ原さん主演の「特捜9」がスタートした。シリーズ集大成の「final season」は、警視庁捜査一課特別捜査班の班長・浅輪直樹（井ノ原さん）が、班長として事件に挑み、登場人物との心の交わりや人間ドラマを描く。

　新納慎也さんが主演する4月4日スタートの連続ドラマ「社畜人ヤブー」（BS松竹東急、金曜午後10時半、各話30分、全12話）に、俳優の須賀健太さん、ダンス・ボーカルグループ「超特急」の高松アロハさん、アイドルグループ「日向坂46」の山口陽世さんが出演することが28日、明らかになった。3人は、サービス残業は当たり前で給料は据え置き、働く社員を会社の歯車としか扱わないブラック企業「ウェルブラックコーポレーション」に入社。薮隣一郎（新納さん）が課長を務める営業部2課に配属され、確固たる社畜としての生きざまを目の当たりにする若手社員を演じる。原作は、那智泉見さんのマンガ「社畜人ヤブー」（PHP研究所）。

　橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「おむすび」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第105回が28日に放送された。同回では、ヒロイン・結（橋本さん）の祖父・永吉（松平健さん）の通夜が執り行われ、過去に永吉と関わりがあった参列者として元サッカー選手のラモス瑠偉さんが本人役で登場した。永吉は生前、「紅白出場の演歌歌手にアドバイスした」「ラモスにループシュートを教えた」と語っていたが、結ら家族はホラ話だと思っていた。しかし同回で、永吉の通夜の会場に演歌歌手の山内惠介さん、ラモスさんも訪れて……と展開した。ラモスさんは2002年度前期の朝ドラ「さくら」にも出演した。