岡部たかし:25年度後期朝ドラ「ばけばけ」で2度目のヒロイン父役に 制作統括「“トラつば”とは、また違った父親像が見られると期待」

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で松野司之介を演じる岡部たかしさん
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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で松野司之介を演じる岡部たかしさん

 俳優の岡部たかしさんが、高石あかりさん主演の2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」に出演することが2月26日、明らかになった。岡部さんは、2024年度前期の「虎に翼」に続き、ヒロインの父親役を演じる。

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 岡部さんが演じるのは、ヒロイン・トキ(高石さん)の父、松野司之介。松江藩の上級武士だったが、時代が明治になると収入がなくなり、苦しい貧乏暮らしを送る。今まで武士をやってきたからお金の稼ぎ方なんてわからない……けど、愛する娘・トキと家族のために不器用ながらも奮闘する。トキに「かっこいい」と言われたい! というキャラクターだ。

 岡部さんは「大阪局制作の朝ドラに出演させていただくのは2度目となります。ありがたいことです。なじみのスタッフさんや呑処の皆さんに『おかえり!」』と声をかけていただき感動しました。演じる司之介は誇り高きかっこいい男でありますが、時代の変化にあってその生き方は『ちゃんとせんかいっ!』と言いたくもなります。そんな司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します。『ばけばけ』、ごひいきに」と語っている。

 制作統括の橋爪國臣さんは「(脚本の)ふじき(みつ彦)さんと長年一緒に活動してきた岡部さんは、ふじきさんの脚本を最も体現できる俳優として欠かせません。このドラマで、一番最初に決まったキャストが岡部さんです。しかも、ヒロインが決まる前に! 迷うことなくお声掛けしました。『虎に翼』でヒロインの父・直言を演じた岡部さん。 “トラつば”とは、また違った父親像が見られると期待しています」とコメントしている。

 「ばけばけ」は、外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。脚本は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などをてがけたふじきみつ彦さんが担当する。

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