舟を編む ~私、辞書つくります~:池田エライザ「私にとって、得難い幸福です!」 野田洋次郎と共演のNHK連ドラが地上波放送 

「舟を編む ~私、辞書つくります~」クランクアップ時のオフショット 池田エライザさん(左)と野田洋次郎さん (C)NHK
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「舟を編む ~私、辞書つくります~」クランクアップ時のオフショット 池田エライザさん(左)と野田洋次郎さん (C)NHK

 俳優の池田エライザさんとロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎さん共演のNHKの連続ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」が、6月17日から同局の「ドラマ10」枠(総合、火曜午後10時)で地上波放送されることがこのほど、分かった。

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 原作は三浦しをんさんのベストセラー小説で、ドラマでは、辞書編集部に異動してきた若手編集社員・岸辺みどり(池田さん)の視点から、辞書作りに取り組む人々の情熱を描いている。大手出版社・玄武書房の若手編集社員・岸辺みどりは、ある日突然、人気ファッション誌の編集部から辞書編集部に異動。未知との遭遇に翻弄されつつも、辞書作りに対しての誇りとやりがいを見出してゆく……という内容で、2024年2~4月にNHK BSとBSプレミアム4Kで放送された。

 野田さんが、原作の主人公で、超がつくほどの生真面目人間の辞書編集部主任・馬締光也(まじめ・みつや)を演じ、向井理さん、柴田恭兵さん、矢本悠馬さん、美村里江さん、岩松了さん、渡辺真起子さん、前田旺志郎さんらが出演。脚本は、NHKの連続ドラマ「しずかちゃんとパパ」「これは経費で落ちません!」などの蛭田直美さんが手がけた。

 池田さんは「放送終了から1年がたちましたが、『舟を編む、みたよ』と言っていただけることが今もあります。そしてその会話の先で、言葉について、そこに込められた想いについて、過去のこと、未来のことなどを色々教えてくださることがあるのです。作品を通して、誰かの人生を知る。この瞬間が私は幸せです。自分の舟を編んでいく……その大切な工程を、内緒話を教えてもらえているようで愛おしい気持ちになります。今回の再放送でこの作品に出会う方々が、新しい図面を描き、編み、出航する…。その手助けになれるかもしれない! それは私にとって、得難い幸福です!」とコメント。

 野田さんは「このドラマの脚本をはじめて手に取り、読み進めていったときの高揚を今でもよく覚えています。言葉の海の中に潜り込み、格闘し、悩み、救われ、その海の広さに怯えながらそれでも自分の言葉を懸命に探し続ける登場人物たち。みんなが愛しい。『絶対にこの作品に携わりたい』そう強く願ったのでした。NHK総合で再び放送されるということで、新たにまっさらな状態でこの作品をご覧になる方がいらっしゃるということを心から嬉しく思います(少し羨ましくも思います)。僕らの心はあなたのすぐ隣に、正座して、あなたとこの冒険をお供します。話が進むに連れ、普段の生活の中できっと今まで知らなかった色や景色、匂いに気づくはずです。ぜひ、楽しんでご覧いただければと思います」と話している。

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