樋口真嗣監督:50年前の大作映画「新幹線大爆破」をNetflixでリブート 50歳、草なぎ剛が車掌役で主演 監督からのムチャぶりにも難なく対応?

Netflixのラインアップ発表会「Next on Netflix 2025」に登場した樋口真嗣監督
1 / 7
Netflixのラインアップ発表会「Next on Netflix 2025」に登場した樋口真嗣監督

 映画「シン・ゴジラ」(2016年)などで知られる樋口真嗣監督が2月12日、東京都内で開かれたNetflixのラインアップ発表会「Next on Netflix 2025」に登場。1975年の大作映画「新幹線大爆破」を50年ぶりにリブートさせる樋口監督は、主演に草なぎ剛さんを据え、車掌役に抜てきしたことを明かした。樋口監督と草なぎさんのタッグは「日本沈没」(2006年)以来19年ぶり。

あなたにオススメ

 Netflix映画「新幹線大爆破」は、JR東日本の特別協力を得て製作。JR東日本新幹線総合指令所に入った1本の緊迫した電話は、東京行のはやぶさ60号に爆弾が仕掛けられており、新幹線の速度が時速100キロを下回ると即座に爆発するという内容だった。犯人は、爆弾を解除するための身代金として1000億円を要求する。限られた時間の中、爆破を回避すべく奮闘する鉄道人たちのギリギリの攻防が繰り広げられるノンストップサスペンス。

 主演の草なぎさんは、はやぶさ60号車内で爆破を回避すべく奮闘する車掌、高市を熱演。50歳の草なぎさんに対して、樋口監督は「ちょっとした距離を飛ばなくてはいけない」台本にないハードなアクションをムチャぶりしたという。草なぎさんはそれを難なくこなしたあと、「監督さ、俺、20年前と違うんだから」と苦言を呈したといい、「確かにもうアラフィフなんですよね。そんなことを感じさせないぐらい軽やかだった」と樋口監督は絶賛。「20年の人生分の深みが彼の中で醸造されていて、染み出てくる。耐えて忍んでこらえる役で、『ああ、この顔が見たかった』と」と草なぎさんの渋さの増した演技に満足げだった。

 今作では、本物の新幹線車両や施設を使用して撮影を行い、リアルな映像と最新VFXと融合させた。実際の新幹線をダイヤの合間を縫って東京から青森まで7往復して撮影したといい、走行中の車両の外観は、国内最大規模の6分の1スケールの車両を作って撮影。樋口監督は「ものすごく長いレールも作った」といい、「スピードを上げて撮影し、カメラも走らなければ撮れない状態」の大規模撮影を行い、「特撮関係者がみんな(現場を)見に来ていた」と明かした。配信初日は4月23日。草なぎさん以外のキャストは順次発表される。

写真を見る全 7 枚

映画 最新記事