御上先生:“神崎”奥平大兼の繊細な芝居 視聴者「引き込まれた」「瞳の中の光量を使い分けて演技」

「御上先生」第2話の一場面(C)TBS
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「御上先生」第2話の一場面(C)TBS

 俳優の松坂桃李さん主演の日曜劇場「御上先生」(TBS系、日曜午後9時)の第2話が1月26日に放送された。3年2組の生徒・神崎拓斗役の奥平大兼さんの演技について、SNSで「引き込まれた」といった声が上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 物語は、日本の教育を変えようという思いを持つ文科官僚・御上(松坂さん)が、私立高校「隣徳学院」に出向。事実上の左遷人事だったが、御上は自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。

 官僚試験会場殺人事件の容疑者・真山弓弦(堀田真由さん)の母親が、隣徳学院を辞めた教師・冴島(常盤貴子さん)であることが分かり、隣徳学院前には報道陣が集まる騒ぎになっていた。

 路上で記者から「(冴島が学校を)辞めた理由は不倫を生徒にスクープされたから」「あの事件、それが原因じゃないんですか?」と質問が飛び交っていたことで、不倫をスクープしたはずの神崎は立ち尽くしてしまう。

 そこへ現れた御上に背中を押され、学校に入ることができた神崎。その後、3年2組では意見交換会が開かれ、御上は、報道における究極の選択として必ず出てくる写真「ハゲワシと少女」を提示し、長い内戦で貧困にあえいでいたスーダンで撮影されたものと説明する。

 写真は、ジャーナリズムの分野で優れた結果を残した作品に贈られるピューリッツァー賞に輝いた一方で、世界中から「シャッターを押す前にこの子供を助けなければいけなかったのではないか」と大きな批判にさらされた。その後、少女は食糧センターで保護されて生き延びたことが判明するが、批判されたカメラマンは精神を病み、自ら死を選んだ。

 御上から「君ならシャッターを押す?」と聞かれて「押します」と即答した神崎。「俺はそんなんじゃ絶対に死なないんで!」と口を結んだ。

 そんな中、冴島についての話になり、神崎は「(「ハゲワシと少女」を撮影した)ケビン・カーターがシャッターを押さなければ、誰にも届かなかった貧困があった。だから、シャッターを押すべきだと俺は信じてる。でも、あのときの俺は、冴島先生を食おうとするハゲワシの正体を見ようとしなかった。だからこれからでも、俺は絶対それを捕まえる」と腹を決めた。

 SNSでは「神崎の顔がほんの少し歪(ゆが)んだり震えたりしてて葛藤が見えた。そういう細かい所の表現がお上手すぎるよ奥平大兼……引き込まれた」「御上先生、奥平大兼が如実に瞳の中の光量を使い分けて演技してるの、圧倒された」「奥平大兼くんって演技上手(うま)いな。あからさまな表情を出さず、ちょっとした顔の緩みや引き締めに感情を表してる」「意見交換でのシーン痺れた! 神崎くん(奥平大兼)迫真の演技凄(すご)い。いい役者さん」「奥平大兼の演技が凄すぎ」といった絶賛の声が上がった。

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