光る君へ:まひろに「逃げろ…」と伝えた周明の思い その“最期”に走馬灯を見た? 松下洸平「これでいいんだっていう気持ちも」

NHK大河ドラマ「光る君へ」第47回の場面カット (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第47回の場面カット (C)NHK

 吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第47回「哀しくとも」が、12月8日に放送され、前週第46回のラストで胸を矢に射抜かれた周明(松下洸平さん)の“最期”が描かれた。虫の息でありながら、まひろに「逃げろ……」と伝えた周明。同役の松下さんは「「命の尊さを教えてくれた人なので、自分の命を大切にしてほしいという思いがあるからこそ『逃げろ』だったと思うんです」と思いを明かしている。

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 松下さんは、周明の最期を演じて「今までの周明の人生が不思議なもので走馬灯のように出てきましたね」と振り返る。

 「まひろと最後ああいう形で別れてしまったんですけど、感じたことのない悲しみというか、ただ最後までまひろを守って一生を終えられたっていうのは、周明にとって幸せなことだったのかなと思うし、すごくつらかったけど、でもこれでいいんだっていう気持ちもあって。今まであまり感じたことのない気持ちを感じました」

 まひろに「逃げろ……」と伝えた後も「『何があっても懸命に生きろよ』という思いを込めてずっと見届けてました、去っていくまで」と告白。

 「不思議な二人ですよね、周明とまひろって。ずっとこのドラマを通して命のやりとりをし続けるので、そこに恋愛であったりとか特別な感情はもちろんあったかもしれないけど、いろいろな人と関わるじゃないですか、まひろって。でも周明との関わりって、どこにもない、ある種、すごく特別な関係性だったんだろうなと思うし、それを視聴者の方々にも感じ取っていただけるとうれしいなと思います」

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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