ライオンの隠れ家:全11話 ドラマPに聞く第9話 「ちょっとだけ覚悟のいるビターな回かも」

ドラマ「ライオンの隠れ家」第9話の一場面(C)TBS
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ドラマ「ライオンの隠れ家」第9話の一場面(C)TBS

 俳優の柳楽優弥さん主演の連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系、金曜午後10時)の第9話が、12月6日に放送される。見どころや撮影の舞台裏について、松本友香プロデューサーに聞いた。

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 ドラマは、洸人(柳楽さん)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰さん)が、「ライオン」と名乗る謎の少年(佐藤大空君)と出会い、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。脚本は完全オリジナルで「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)や「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)を手掛けた徳尾浩司さんと、連続ドラマデビュー作となる一戸慶乃さんが共同で担当する。

 ◇第9話の見どころ

 前回、このドラマは全11話と発表しましたが、今回の9話は、ちょっとだけ覚悟のいるビターな回かもしれません。でも、絶対に言えることは、この回があってこその10話と最終話だということ。そこに向かうための大事な大事な回だということです!

 具体的には話せませんが、人間、普通に生きていたら、みんながみんな強くはないですし、困難に立ち向かうことには、必ず怖さや難しさ、自信のなさなど、自分自身との葛藤があるはずで、現実は、ヒーローのようにかっこよくいけないことの方が多い。そんな中でも、どうもがくか、何が1番大切だと気づくか、大きくそういう感じのことへ思いを馳せて見ていただけると嬉しい回です。

 ◇第8話の撮影裏話

 洸人とみっくん(美路人)が、お別れするライオンのためにライオンが描かれた靴下を見つけて購入する商店のシーンの撮影中、その撮影現場の近くに住む、8歳の自閉スペクトラム症の男の子がこの番組のロケが行われていると聞きつけて、お母さんと見にきくれた日がありました。

 撮影している外で「みっくん頑張れー」と言ってくださってて、それに気づいた坂東さんがその少年に会いに、外に出てきてくれました。

 すると彼はすごく嬉しそうな表情をして、手を伸ばした坂東さんと握手してくれたのですが、その様子が、3話の動物園でみっくんが美央と初めて会い、照れ臭そうに握手した姿とそっくりで、微笑ましい瞬間でした。

 また、一緒に来ていたお母さんが「みっくんのこだわりや細かな仕草がうちの子とほんとにそっくりなんです。本当に見ていてびっくりします!」とお話ししてくださり、まだ放送の序盤だったにも関わらず、ドラマの感想もたくさん話してくださり、応援してくださり、スタッフキャスト共に心温まり、背中を押される時間となりました。また、この男の子の名前も洸人、美路人、愁人と似たようなお名前で、すてきな出会いに感動しました!

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