阿部寛：キャリア40年で初のキャスター役　爆破テロ犯と交渉　映画「ショウタイムセブン」

　俳優の阿部寛さんが2025年2月7日公開の映画「ショウタイムセブン」（渡辺一貴監督）で主演を務めることが明らかになった。2025年にキャリア40年を迎える阿部さんは、国民的報道番組を降板させられるも、爆破テロ事件の犯人から交渉役に指名され、キャリア復帰をかける元人気キャスターの主人公・折本眞之輔を演じる。

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　韓国で大ヒットしたハ・ジョンウさん主演の「テロ，ライブ」（キム・ビョンウ監督）を原作に、オリジナル展開をふんだんに盛り込んだ。午後7時から放送されている国民的報道番組「ショウタイム7」を降板させられた元キャスターの折本（阿部さん）。抜け殻のように日々を送っていたが、爆破テロ事件の犯人から交渉役に指名され、キャリア復帰をかけた独占生中継を始める。ところが、スタジオ内にも爆弾が仕掛けられていると明かされ、全ての発言が生死を決める極限状態に追い込まれていく。犯人の正体と要求や、折本が指名された理由など思いもよらない展開と結末が待ち受けているという。

　初めてのキャスター役について阿部さんは「今回、キャスター役を演じるのは初めてで、非常に繊細で難しい役でしたが、監督のご指導とサポートに心から感謝しています」とコメント。オファーを受けた理由として「脚本を読んだ際、自分を新たな領域へと誘ってくれるような作品だと思い、この役をお受けしました」と語った。

映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」や、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」などを手掛けた渡辺監督は阿部さんと初タッグ。「行動が複雑で時には理解しがたいような決断をする折本のキャラクターを説得力のあるお芝居で表現できるのは阿部さんしか考えられなかったです。ひたむきに貪欲なまでに役に向き合い続ける阿部さんとの撮影はとても刺激的な日々でした」と振り返っている。