海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第99回が8月15日に放送された。第97回(8月13日放送)に続き、梅子(平岩紙さん)が作ったあんこを桂場(松山ケンイチさん)が味見する場面に、視聴者の注目が集まった。
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第97回では、寅子は久しぶりに甘味処・竹もとに立ち寄るが、何やら緊張気味の梅子。そこに、甘いもの好きの店の常連・桂場がやって来る。竹本の店主とおかみは、梅子に竹もとの味を引き継いでもらおうと考え、その“試験官”に「この店の味を一番愛している」桂場を選んだという。
梅子がこしらえたあんこが乗った団子を、神妙な顔つきで“検分”する桂場。その団子の匂いをかいで口に入れると、無言のまま首を横に振った。梅子は「また、お願いします」と無念な表情を見せた。
第99回では、寅子と航一(岡田将生さん)が竹もとで話をしていると、そこに桂場がやって来る。桂場は2人に「お熱いのは結構だが、目立つ行動は慎むように。よからぬ噂が立って君たちの出世に影響がでたらどうするつもりだ」と告げた。
するとそこに、あんこが乗った団子を手にした梅子がやって来て、桂場に「お味見、お願いします」と真剣な表情で声を掛ける。竹もとの店主とおかみが見守る中、桂場は団子をゆっくりと口に運び、目を閉じて味わうと、厳しい表情で静かに首を横に振った。梅子は「ありがとうございました」と頭を下げた。
その様子を見ていた寅子は、「梅子さんは結構いいところまでいってるんだと思うわ」「だって桂場さんがここまで熱心に付き合うってそういうことだもの」と梅子に伝えた。
「俺はこの味とこの場所がなくなるのは惜しい……それだけだ」と語る桂場。
梅子が「完璧に味を引き継げるよう、修業頑張りますね」と意気込むと、桂場は「頼んだ」と力強く返し、梅子は「はい」と笑顔を見せた。
SNSでは「鬼コーチとヒロインのスポ根もののような関係」「愛ある厳しさ」「いつの間にか(人気マンガ『美味しんぼ』の)海原雄山ポジションになった桂場さん」「梅子さんならできる!」といった声が上がっていた。
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