海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第29回「母として」が、7月28日に放送され、定子(高畑充希さん)亡き後、怒りの矛先を道長(柄本佑さん)に向けた伊周(三浦翔平さん)が呪詛する姿が描かれた。
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第29回では、まひろ(吉高さん)の娘・賢子は数えの3歳に。子ぼんのうな宣孝(佐々木蔵之介さん)に賢子もなつき、家族で幸せなひとときを過ごしていた。任地に戻った宣孝だったが、二度と戻ってくることはなかった。
宣孝を亡くしたまひろを案ずる道長は、越前国守の再任かなわず帰京した為時(岸谷五朗さん)に、子の指南役を依頼するが、為時は断ってしまう。
一方、土御門殿では、詮子(吉田羊さん)の40歳を祝う儀式が盛大に執り行われていた。しかし、詮子の体は弱っており……と展開した。
「藤原の筆頭に立つ」と家の再興に躍起になる伊周は、妻・幾子(松田るかさん)の前で、声を荒らげて長男の松(小野桜介さん)をきつく叱るなど、虫の居所が悪い様子。隆家(竜星涼さん)は「兄上の気持ちは分かるが、左大臣の権勢はもはや揺るがぬぞ」と伊周を諭そうとするが、伊周は聞く耳を持たず「揺るがせてみせる」と言い張る。
隆家は「内裏で官職を得るまでは、とりあえずひっそりとしている方が利口だと思うがな」と助言するが、伊周は、そんな隆家を鼻で笑うと「なぜこんなことになったのだ……。お前が院に矢を放ったからであろう」とネチネチと昔の話を持ち出してくる。これには隆家も「そこに戻る?」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
同シーンに対してSNSでは「伊周くん、まだその話してるの」「伊周、もう静かにしてて!!」などと反応し、「そこに戻るーw」「そこに戻る? 視聴者も思ってるw」「今更言ったw その通りw 『そこに戻る?』じゃないよw」といった感想も書き込まれた。
その後、道長を呪詛する伊周だったが、「呪詛ってる」「軽率に呪うなぁ」「伊周、下手な呪詛は自分に跳ね返るだけだぞ」「生兵法は大ケガのもとよ」といった意見も飛び交った。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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