【推しの子】：第2期OPは中島健人×キタニタツヤの豪華ユニット「GEMN」　“危険性”、“美しさ”のある楽曲に

　「週刊ヤングジャンプ」（集英社）で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」の第2期で、オープニングテーマ（OP）「ファタール」を担当する“謎のアーティスト”「GEMN（ジェム）」の正体が明らかになり、人気グループ「Sexy Zone」（現timelesz）を3月末で卒業した中島健人さんと、シンガー・ソングライターのキタニタツヤさんによるユニットであることが明らかになった。第2期の第1話の先行上映イベントが6月30日、丸の内ピカデリー（東京都千代田区）で開催され、中島さん、キタニさんのコメント映像が公開された。

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　中島さんは、OP「ファタール」について、「致命的だったり、欠落だったりとか。僕らの心の中に潜む感情を抽出した言葉が楽曲に使われていたり」と話し、「魔力のような、そして、蛇のような曲だと思っているんですけど、すごく噛まれないように気をつけないといけないぐらいの危険性がある、でも、美しさのある楽曲」と魅力を表現した。

　GEMNは、第2期のOPを担当するアーティストとして5月に発表され、アニメのPVで楽曲の一部がお披露目された。参加メンバーが書いたと思われるライナーノーツも公開されていたが、メンバーが誰であるかは明かされていなかった。

　2023年4～6月に放送されたテレビアニメの第1期は、音楽ユニット「YOASOBI」によるOP「アイドル」が大ヒットし、「第74回NHK紅白歌合戦」のパフォーマンスも話題になったこともあり、第2期のOPに注目が集まっていた中で、中島さん、キタニさんというビッグな2人によるユニット「GEMN」が第2期のOPを担当することが発表された。バンド「羊文学」がエンディングテーマ（ED）「Burning」を担当することも発表された。

　「【推しの子】」は、「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」の赤坂アカさんが原作、「クズの本懐」などの横槍メンゴさんが作画を手がける人気マンガで、「週刊ヤングジャンプ」で2020年4月に連載をスタートした。突然の死を遂げた天才アイドル・アイがのこした双子の兄妹の物語が描かれる。双子の妹・ルビーは母に憧れ芸能界に入り、兄・アクアはアイ殺害の協力者であろう実の父親への復讐（ふくしゅう）を誓う。連載では、物語は“最終章”に突入している。コミックスの累計発行部数1650万部以上。

　実写映像化も発表されており、ドラマシリーズがPrime Videoで11月28日午後9時から配信され、続きとなる映画が12月20日に公開される。アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの齋藤飛鳥さんがアイ、俳優の櫻井海音さんがアクア、アイドルグループ「＝LOVE（イコールラブ）」の元メンバーの齊藤なぎささんがルビーを演じるなど豪華キャストの出演も話題になっている。

　テレビアニメの第1期が2023年4～6月に放送され、第2期が、7月3日からTOKYO MX、BS11ほか35局で放送される。