海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
6月28日に始まる水川あさみさん主演の連続ドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系、金曜午後10時)。原作は日本推理作家協会賞など数々の受賞歴を持つ早見和真さんの同名小説(文春文庫)。新聞記者(水川さん)が、若き政治家(櫻井翔さん)と秘書(玉山鉄二さん)の奇妙な関係を暴こうとするヒューマン政治サスペンスだ。ここでは、櫻井さん演じる清家一郎(せいけ・いちろう)を紹介する。
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43歳で初入閣した厚生労働大臣。印象的な笑顔とリベラルな言動で抜群の国民人気を誇る未来の総理候補。
全てが完璧でクリーンなイメージ。だが、その栄光の裏では不審な死亡事故がいくつも起きていて……。
2022年4月。新内閣には、厚生労働大臣として初入閣した若手議員・清家一郎の姿が。リベラルな言動で国民の支持を集め、未来の総理候補とされる清家は、若返りを図る内閣の目玉として注目されていた。
同じ頃、東都新聞文芸部記者・道上香苗(水川さん)は松山市内の清家の母校を訪れていた。清家の自叙伝を紹介する記事の取材だった。担任から語られたのは、今の頼もしいイメージとはかけ離れた彼の姿と、自叙伝に登場しない鈴木俊哉というブレーンの存在。高校時代、鈴木は清家を指導して生徒会長に押し上げ、政治家となった今も秘書として清家を支えているという。
それほど重要な人物を、清家はなぜ自叙伝に登場させなかったのか、と違和感を覚えた道上は、理由を探るため当時の関係者を取材しようと意気込む。
そんな中、かつて社会部の敏腕記者だった父・兼高(渡辺いっけいさん)から道上に一本の電話が入る。しばらく会っていなかった兼高は「調べていることがある」と相談を持ち掛けた瞬間、交通事故で絶命する。
道上が人気政治家と秘書の奇妙な関係を追い始めた矢先の兼高の死。真実が少しずつ明らかになる。
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