海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第50回が、6月7日に放送され、立ち上がった寅子(伊藤さん)の主張に、視聴者から拍手がわき起こった。
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第50回では、穂高(小林薫さん)は法の道へ導いて不幸にしたと寅子に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。
しかし、寅子はむしろこの道で生きる決心を新たにする。家制度が変わることに反対する神保(木場勝己さん)と議論した寅子は、民法を多くの人に知ってもらうためにどうすればよいか、はる(石田ゆり子さん)と花江(森田望智さん)にも意見を聞き、新たなヒントを得て……と展開した。
民法改正審議会での神保との議論で、寅子は夫や兄、父も亡くしたことを明かす。その上で「前の民法で言う『家という庇護(ひご)の傘の下において守られてきた』という部分が確かにあるのだと思います」と言う。
続けて「今も昔も思っております。あけすけに申せば大きなお世話であると」と言うと、桂場(松山ケンイチさん)は思わず寅子を見て、“ライアン”久藤(沢村一樹さん)は笑いをこらえようとする。
神保は「君は何にも分かっちゃいないね。個人の尊厳ばかりに目を向け過ぎだ。自分のことばかり主張しだしたら、家族なんてすぐにちりぢりになっちまうよ」と反論する。
寅子は「もし、神保先生の息子さんが結婚して、妻の氏を名乗ることにされたら息子さんの先生への愛情は消えるのですか? 私は、もし娘が結婚したとして夫の名字を名乗ろうと佐田の名字を名乗ろうと、私や家族への愛が消えるとは思いません。名字一つで何もかもが変わるだなんて悲しすぎます。私たちは、多くのものを失ったのですから」と主張したのだった。
SNSでは「『大きなお世話』よく言った!」「トラちゃんお帰りなさい」「ニヤニヤしてるライアンw」「名字ひとつで何かが変わるわけじゃない。今の時代にも刺さる言葉だね」とさまざまな感想が書き込まれていた。
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