光る君へ:永久保存? 3分半に凝縮された「枕草子」誕生物語 何度でも見たくなる映像美…大河史上屈指の名シーンに

大河ドラマ「光る君へ」第21回の一場面 (C)NHK
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大河ドラマ「光る君へ」第21回の一場面 (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。5月26日放送の第21回「旅立ち」では、清少納言の「枕草子」の誕生が描かれたが、その映像の美しさも話題となった。

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 第21回では、定子(高畑充希さん)が髪をおろしたことが内裏に広まり、一条天皇(塩野瑛久さん)はショックを受ける。ある日、二条第が火に包まれ、定子は生きることをあきらめ、ここで死ぬことを心に決めるが、ききょう(ファーストサマーウイカさん)が「おなかの子のため、お生きにならねばなりませぬ」と必死の説得を試み、難を逃れる。

 後日、ききょうはまひろ(吉高さん)に、定子が妊娠してることを打ち明け、生きる気力を失った定子を元気づけるいい方法はないかと相談する。そこでまひろは以前、ききょうが定子から高価な紙を賜ったという話を思い出し、定子のためにその紙に何かを書いてはどうかとアドバイスする。

 まひろの勧めで、ききょうが筆をとり書き始めたのは季節ごとの随筆。それは「春はあけぼの」と始まっていて……。

 桜の花びらに、舞う蛍の光、散り落ちる葉、優雅な弦の響きに乗せシーンは進むと、ついには随筆を読み上げる定子と、それを目撃するききょうの姿が映し出され、ナレーションで「たった一人の悲しき中宮のために、『枕草子』は書き始められた」と紹介された。

 およそ3分半にわたる一連のシーンに対して、「実質『枕草子』の実写化じゃん…」「映像美で魅せる歴史的物語誕生の瞬間」などと視聴者は反応。「『枕草子』の描写、美しかった。何度も見たい」 「『枕草子』の場面美しすぎて……何度でも見られる」「今回のこの映像…永久保存だよ…」」といった声が上がった。

 さらには「ききょう様の定子様を想う気持ちのこもった『枕草子』を見事な映像美で表現したNHK見事すぎる」「『枕草子』誕生のシーンは大河史に残る美しいシーンだと思う。悲哀があるからこそ際立つ美しさ」「『枕草子』誕生シーンは、大河史上屈指の名シーン」との感想も書き込まれた。

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