海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
生見愛瑠(ぬくみ・める)さんが主演を務める連続ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」(TBS系、火曜午後10時)。生見さん演じるヒロイン・緒方まことが、恋の四角関係を繰り広げながら、“本当の自分らしさ”と“恋の相手”を探すラブコメミステリーだ。まことの自称“唯一の男友達”で、持ち前の包容力から“ブランケット男子”と呼ばれる朝日結生を演じる神尾楓珠さんは「役者業は面白いですけど、もちろんプレッシャーもありますし、難しいなと思うことも多々あります」と話す。撮影中に感じた思いを神尾さんに聞いた。
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ドラマは、「ダメな私に恋してください」(2016年)、「初めて恋をした日に読む話」(2019年)など、同枠のドラマを数々手掛けてきた吉澤智子さんのオリジナル。
朝日は、飲料メーカー「モンドビバレッジ」の営業部員で、まことの元同僚。明るくまっすぐで、気遣いができ、社内での人望も厚く、女性社員の人気も高い。優しく包容力もあることから“ブランケット男子”と呼ばれている。
「(自分には)スーツのイメージがあまりないので、新しいな、と。ここまでスーツを着ている役は初めてなので新鮮です」と話す神尾さん。「“ブランケット男子”ということで、監督からは『表情を大きく動かしてほしい』と演出があって。その部分も、これまでにあまりないことだったので、チャレンジだなと思っています」と語る。
朝日は、記憶喪失となったまことをサポートすることも多い。「僕も友達が悩んでいたりすると、多少無理してでも会いに行ったりすることもあるので、それがちょっと似ているかな」と述べ、役柄と自分を重ねる。
撮影現場は、和気あいあいとしていて、楽しく、明るい現場だという。生見さんの印象を聞くと「最初はバラエティーの印象が強かったので、天真爛漫なイメージだった。明るく笑顔が多い方で、思ったよりも(笑い)、しっかりしているな、という印象です」と明かす神尾さん。セリフの量が多くて大変でも、周囲を気遣い、明るく振る舞う生見さんの姿勢にインパクトを感じている。
まことの自称“元カレ”西公太郎役の瀬戸康史さんは「結構お茶目」という印象。「真顔で(冗談を)言われるので、最初はさぐっていました。今はこれがボケなんだなというのがわかるようになったので、楽しく会話させていただいています」と話す。
一方、まことの自称“運命の相手”板垣律役の宮世琉弥さんについては「顔立ちも大人っぽいですし、落ち着いている雰囲気なので、クールな印象があったのですが、話すと年下感、弟感があって、懐に入るのが上手な、愛嬌のある人だと思いました」と語る。
そんな共演者たちと過ごす撮影現場で、神尾さんが心がけていることは「自然体」。「一緒に撮影している方が楽な気持ちになってもらえたら良いなと思うので、あまり気張らず、自然体でいることを意識しています」
年を重ねていく中で、スタッフとコミュニケーションを取ることがより大切だと感じているという。今後の役者業について「あまり『こうなりたい』という目標は考えていないんですけど、1つ1つ丁寧にやっていけたらいいなと思っています」と話している。
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