夏目アラタの結婚:衝撃の獄中サスペンスが柳楽優弥&黒島結菜で実写映画化 監督は堤幸彦(コメント全文)

映画「夏目アラタの結婚」のティザービジュアル(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会
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映画「夏目アラタの結婚」のティザービジュアル(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会

 ドラマ化もされた「医龍-Team Medical Dragon-」などで知られる乃木坂太郎さんのマンガ「夏目アラタの結婚」が、堤幸彦監督がメガホンを取り、柳楽優弥さんの主演で映画化され、9月6日に公開することが明らかになった。元ヤンキーの児童相談所職員・夏目アラタが連続殺人犯の死刑囚にプロポーズするところから始まる獄中サスペンスで、“品川ピエロ”の異名で日本中を震撼させたヒロインの品川真珠を黒島結菜さんが演じる。

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 原作マンガは、乃木坂さんが2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載し2024年1月に完結した、コミックス累計発行部数が240万部のベストセラー。柳楽さんが演じるアラタは、日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員。事件の真相を探るために真珠に結婚を申し込むも、彼女に翻弄され続けるという役どころだ。

 黒島さん演じる真珠は、物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をとる連続殺人犯にして死刑囚。真珠の大きな特徴が、笑う時に映る“ガタガタの歯並び”で、今回の映像化に際して黒島さんはその特徴的な歯並びをスタッフと共に5カ月かけて再現。原作のイメージに沿った衝撃的な姿で人々を恐怖に陥れるリアルな真珠を演じている。

 ◇柳楽優弥さん/夏目アラタ役

 脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました。

 現場では堤幸彦監督を筆頭に「いい作品にしたい」という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。アラタが対峙することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。

 この作品は「もしかしたらありえるかもしれない…」という、ファンタジーとリアリティーのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。是非ご期待ください。

 ◇黒島結菜さん/品川真珠役

 私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…笑

 原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。

 柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです!

 一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです!

 ◇堤幸彦監督

 原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅(ひ)かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺(しび)れました。映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました。

 柳楽氏はすっかり大人になっているのですが、少年のギラリとした視線を保ち続けていて安心しました。そして、アラタの巻き込まれながらも目覚めた心情、それへの葛藤や裏腹な切なさを演じ切るという難役をきっちりこなしてくれました。

 黒島さんは一言「ヤバい」です! 見たことない彼女です。ぜひ見てください!

 ◇原作:乃木坂太郎さん

 柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!

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